作家や文化人による食エッセイ29篇、短編小説6篇を収録。
表紙や目次を見ますと大御所の名前がずらりと並んでおり圧巻です。
どれもこの本のための書下ろしではなく、それぞれの著書からの抜粋ですが。
編者の山本容朗氏はもともと文芸の編集者でした。
その後は作家や食についての著書を多く残しておられます。
さまざまな作家にお世話になり、中でも獅子文六と檀一雄に大恩があるとあとがきに書いておられます。
どちらも食通として知られた作家です。
食についていろいろ書いておられたのもその影響があるのかもしれませんね。
その前にやはり元来が食いしんぼうなんでしょうけど。(笑)