2015年08月22日

「ダーティ・ワーク」絲山秋子

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ローリング・ストーンズの曲をタイトルにした連作短編集。

熊井望(女)は28歳のギタリストです。

まず最初の章では熊井が昔一緒に音楽をやっていて好きだったTTという男のことを想う気持ちが書かれています。

第2章では辰也という男と付き合っている、輸入車の広報の仕事をしている貴子という女の話。

兄嫁の麻子と2人で旅行に行ったりという内容です。

第3章では遠井という男が出てきます。

大学時代に付き合っていた美幸という女から、難病になり入院しているので見舞いに来てほしいとメールがあります。

遠井は美幸と再会します・・・・。

それぞれ別の話なのですが、このあとの章ですべての話がつながっていきます。

地味ではあるのですが毎日の生活を営んでいる登場人物たち。

視点を切り替えることによりその人物を浮き上がらせています。

綿密に上手く構成されているとは思いますが、ただこういう設定って「そうそうみんながあちこちつながってるわけないやろ」と思ってしまったりもするのですが。

それはともかく、この読後感は「ああ、絲山秋子」だなと思います。

雨が上がったあと陽が差してきたような。

ラベル:小説
posted by たろちゃん at 03:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 『い』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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