今月は14冊読みました。
・「一分間だけ」原田マハ
・「TOKYOオリンピック物語」野地秩嘉
・「堕落のグルメ ヨイショする客、舞い上がるシェフ」友里征耶
・「茗荷谷の猫」木内昇
・「おにぎりの丸かじり」東海林さだお
・「シェフの愉しみ Chef's special・2」檜原まり子
・「BRUTUS 特別編集 スラムダンク バガボンド リアル 井上雄彦」
・「とり・みきの大雑貨事典」とり・みき
・「あぽやん」新野剛志
・ 「主食を抜けば糖尿病は良くなる! 実践編 糖質制限食の応用法」江部康二
・「ダーティ・ワーク」絲山秋子
・「陳家の秘伝」陳建一
・「まれに見るバカ女との闘い」別冊宝島編集部 編
・「スローワルツの川」ロバート・ジェームズ・ウォラー
「一分間だけ」、犬を扱った感動系の作品なのですが。
主人公のバカ女加減がどうにも鼻について・・・・。
「TOKYOオリンピック物語」、1964年に開催された東京オリンピックの裏方のドキュメントです。
やはりこの時代はみんなが熱く前向きだったんですね。
それに比べて今度の東京オリンピックはケチのつきっぱなしで・・・・。
「堕落のグルメ ヨイショする客、舞い上がるシェフ」、物言う食ジャーナリスト(笑)友里征耶氏による飲食業界評論。
飲食店紹介のジャーナリストのほとんどが飲食業界に媚を売り活動している中、たしかに良くも悪くもここまで書く人はいません。
「茗荷谷の猫」、市井の人の人生を味わい深く描いておられます。
やはり誰もがなんらかの影響を歴史に残しているのだなと。
「おにぎりの丸かじり」、相変わらずの着眼点、描写、表現力、庶民的B級感覚。
日本を代表する食エッセイだと断言できます。
「シェフの愉しみ Chef's special・2」、BL小説なのですが、グルメ小説でもあるので読んでいます。
まあBLも他人事として読むぶんにはいいでしょう。
「BRUTUS 特別編集 スラムダンク バガボンド リアル 井上雄彦」、漫画家にもいろいろおられまして、漫画の枠を超えた活躍をされる人がいます。
井上雄彦氏は現在その最たる人ではないでしょうか。
「とり・みきの大雑貨事典」、これ、とり氏によるイラストが添えられているのがいいんです。
なければ値打ちは半減でしょう。
「あぽやん」、旅行会社の空港にある営業所を舞台にしているのが目新しいと思います。
テレビドラマ向きの作品です。
「主食を抜けば糖尿病は良くなる! 実践編 糖質制限食の応用法」、やっかいな病気である糖尿病は食事制限が大変。
しかしこれは試してみる価値があるのではと思えます。
「ダーティ・ワーク」、絲山秋子が書く男女関係って独特のものがあるんですよね。
この作品もやはりそうなんです。
「陳家の秘伝」、エッセイ&レシピ集といった内容。
陳氏の人柄が伝わるいい内容でした。
「まれに見るバカ女との闘い」、ほんといますよね、バカ女。
理屈ではなく感情で突っ走っていることがけっこう共通しているように思えます。
「スローワルツの川」、「マディソン郡の橋」で感動しましたので2作目を読んでみました。
やはりパワーダウン。(笑)
さて今月の一冊なのですが、ホームランはなく小さなヒットが数本。
その中でツーベースだったのが「茗荷谷の猫」、「陳家の秘伝」でしょうか。
「茗荷谷の猫」は味わい深くいい小説だったと思います。
ですが単純にいい気分で読書できたということで「陳家の秘伝」にしたいと思います。
今月はこれで。