街にはいろんなキャッチセールスがいます。
賑やかな駅前や繁華街に多いですね。
アンケートやら絵の即売会やら英会話の勧誘やら。
たいがいの人は無視して通り過ぎるわけですが、ではそれらの人たちについていったらどうなるのか。
賢明な人なら相手にしないので、その先がどうなるのかわからない。
というわけで著者が実際についていって体験してみた結果がこの本です。
これはまあ予想通りですね。
強引なセールスで高額な商品を売りつけようとしたりローンを組ませようとしたり。
やはり初めから相手にしないのがいちばんです。
巻末には「訴えられたら、こうなった」という文庫化に際しての特別追記があります。
この本の単行本を出版したところ、著者と出版社に出版差し止めと1100万円の損害賠償請求が書かれた訴状が送られてきました。
相手は第7章で紹介している「頭の回転がよくなるテープ」の販売企業です。
企業名は明記していないが内容を読めば容易に企業名が推知できるとの言い分。
つまり自分たちは本に書かれているような悪徳業者ではないと。
著者と出版社は弁護士(紀藤正樹弁護士)に付いてもらい、裁判に臨みます。
裁判は意外な展開に・・・・。
さすがにそのような業者、裁判を起こしてもまともではないようで。
ま、触らぬ神に祟り無しですね。
ラベル:ノンフィクション