軽い気持ちで佐野明彦とやってしまったアイコ。
顔射されそうになってそれをよけて佐野の顔を蹴飛ばしてホテルを出てきました。
気分は最悪です。
その後佐野は行方不明に。
切られた指が佐野の家に届いたというのですが。
アイコは金田陽治への想いを抱えつつ、グルグル魔人は三つ子を殺し、街にはガキどもがアルマゲドンをおっ始め・・・・。
なんともまあ、よくわからない小説です。(笑)
ちょっと私にはついていけませんでしたね。
実験的な部分があるといえばありますし、現代の若者というか“バカ者”をリアルに書いているということもできるかもしれません。
ですがまあ読者を置いてひたすら作者が暴走している感ありありです。
それがこの作品のマグニチュードでもあるわけですが。
エンターテイメントなのか純文学なのかよくわかりませんが、併録されている「川を泳いで渡る蛇」を読みますと純文学の資質をしっかりと持っておられる作家だというのは感じることができますね。
ラベル:小説