現在エロ業界ではやたら『人妻・熟女』がもてはやされています。
昔は男性がそそられる対象といえば基本的に若い女性でした。
例えば昔のエロ本やポルノ映画なんてどう見ても30代40代のババアがセーラー服着てましたもんね。(笑)
独身OLや秘書なんて設定で制服着てても売れ残りのお局さんといったところ。
とにかく若作りをしていたわけです。
ですが今ならそんな小細工はせず、堂々と『人妻・熟女』として売り出すことができます。
むしろ女優が実際の年齢よりもいくつかサバを読んで上の年齢に偽っているほど。
なぜ『人妻』という存在が現在のように男をそそる存在になったのか。
この本では戦後の風俗を背景にその時代の映画や小説などを取り上げ、理由と変遷を検証しています。
例えば文学では三島由紀夫の「美徳のよろめき」。
この作品では人妻が夫以外の男に惹かれることを「よろめく」と表現され、読者から支持されたり。
80年代には「金曜日の妻たちへ」というドラマがありまして、これが「キンツマ」なんて呼ばれて不倫がメジャー化しました。
テレクラブームなんてのもありましたね。
人妻(に限らずですが)がどんどん性のテリトリーに進出してきました。
それは女性が性に対して昔からは考えられないほどオープンになったこと、それなりの年齢でもじゅうぶん性的な魅力があることなどが原因でしょう。
若い女性よりも落ち着きと色気がありますし。
なにより人妻の貞操観念のハードルが相当低くなりました。
そりゃそそられます。
男としてはこんなのをほっとく手はありません。
いい時代になったものです。
ありがたく楽しませていただこうではないですか。(笑)
ラベル:ノンフィクション
結婚披露宴の場でもあっけらかんと婚前旅行の写真を披露するんですからね。街角でも若い男女は接吻しますからなぁ。周りの目なんて気にしてません堂々たるもんです。