書店で働く今井翔子は26歳。
一流シェフを目指している水田大輔という彼氏がいます。
大学時代からバイトをしていたフレンチレストランが閉店し、現在はファミリーレストランでバイト中。
ですが最近の大輔には覇気がありません。
夢をあきらめてこのままファミレスの社員になってしまいそうな気配です。
お金がどうの週休二日がどうのという現実的で投げやりなことばかり口にする大輔に、翔子は重い気分になります。
そんなとき翔子の目の前に現れたのがケータイ小説のベストセラー作家、青木譲二。
譲二から積極的なアプローチを受け、翔子の心は揺れます・・・・。
2人の男性のあいだで心を迷わせる恋愛小説であり、書店員という仕事に打ち込むお仕事小説であり、成長の物語でもあります。
恋と仕事、夢と現実、愛かお金か。
女性が主人公の恋愛小説ってつねにこのテーマを抱えていますよね。
お決まりのテーマではありますが、それはつまり普遍的でもあるということ。
誰しも心当たりあるゆえに共感もあるのでしょう。
男性はもっとあっけらかんとしてますけどね。
ところでケータイ作家の名前が青木譲二ってどうよ。(笑)
ラベル:小説