2016年11月23日

「下町ロケット」池井戸潤

CIMG2961.JPG
宇宙科学開発機構の研究員をしていた佃航平。
自分で設計したエンジンでロケットを飛ばすことが夢でしたが、しかし打ち上げに失敗して研究員を辞めることになります。
それから実家の町工場佃製作所を継いで7年。
大企業をも凌ぐエンジンに関する技術とノウハウで、売り上げを3倍に伸ばしました。
しかし得意先からいきなり取引停止を言い渡され、ライバルの大手メーカーであるナカシマ工業から特許侵害の訴えを起こされます。
そんな資金繰りで窮地に立たされる佃製作所の特許に、国産ロケットを開発する帝国重工が手を伸ばしてくるのです。
特許を売り、窮地を脱するべきなのか。
ですがその技術には佃の夢やプライドが詰まっています。
このピンチを佃はどう切り抜けるのか・・・・。
熱いですねぇ。
パターンとしてはまあ半沢直樹シリーズと同じです。
窮地に追い込まれ、そこから起死回生の一発で大逆転という。
王道なパターンではありますが、しかし白けることなくぐいぐい読ませる筆力はさすがの池井戸潤でしょうか。
カタルシスを得られ、ラストにはちゃんと感動もあります。
主人公の他、脇役もいい味を出していますね。
経理部長の殿村、開発部長の山崎、帝国重工の財前・・・・。
しっかりとエンターテイメントしたいい小説でした。
ラベル:小説
posted by たろちゃん at 03:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 『い』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
コチラをクリックしてください

この記事へのトラックバック