2016年12月11日

「町でいちばんの美女」チャールズ・ブコウスキー

CIMG2955.JPG
30編の作品が収められた短編集。
けっこうお下品ですねぇ。(笑)
内容はどうといって説明のしようがないんですけど。
主人公が作者自身だったりするのですが、だらしなくて、まともに仕事もせず、酔っぱらっていたり、女にだらしなかったり。
ですがどこか憎めない。
人生に対して刹那的といいますか行き当たりばったり的なのですが、別の言い方をすれば自分に正直に生きているともいえます。
一般的な感覚からすればアウトローなわけですが、しかし毎日糞真面目に生きているよりもよほど人生を謳歌しているのではないかという気もしてきます。
いつも酒飲んで酔っぱらって、女の尻を追いかけ、気に入らない仕事はすぐに辞める。
ある意味理想ですよね。(笑)
ただそんなことをやっていて生活が成り立つのかという現実がありますけども。
しかしこの主人公たちの投げやりさ無気力さには人生に対しての達観を感じさせます。
怒り、悲しさ、寂しさ、そのようなものがベースにあるのは間違いない。
それらを突き抜け、生に対してもう何も求めなくなる境地。
そうなるともう何も怖いものはありません。
思うがままにただ毎日を生きるのみです。
ラベル:海外小説
posted by たろちゃん at 01:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 『ち』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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