2017年03月27日

「小銭をかぞえる」西村賢太

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女と同棲している「私」に印刷所への支払いが迫っているのですが、金がありません。
古本屋のオヤジや昔の友人に嘘をついて金を借りようとしますが、断られてブチ切れます。
ではと同棲している女に実家から借りてもらうよう頼むのですが、もうすでに300万円もの借金があります。
下手に出て機嫌を取りつつ、しかし埒が明かないとなると逆ギレし、元来小心者ゆえにまた下手に出つつ。
そんなことを繰り返しながら女との同棲生活はどのようになっていくのか・・・・。
相変わらず自分勝手で短気な主人公です。
まったくろくでもない。(笑)
表題作の他「焼却炉行き赤ん坊」という作品も収録されています。
これもやはり基本的なパターンはまったく同じ。
というか、この作者のパターンはたいがい皆いっしょなんですけどね。
貧乏で我儘ですぐに逆ギレする主人公。
そして同棲している女に暴言や暴力をふるうどうしようもない男です。
マンネリといえばマンネリなのですが、微妙に設定が変わっていてどれもそれなりに面白く読めてしまいます。
しかし私小説(?)とはいえ、さすがにそうそういつまでもこのパターンといわけにはいかんでしょう。
さて、今後もひたすらこれを貫いていくのか。
どこかで新境地を開くのか。
これからも追いかけていきたいと思います。
ラベル:小説
posted by たろちゃん at 01:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 『に』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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