2017年05月06日

「本が多すぎる」酒井順子

CIMG3067.JPG
鋭い視点とユーモラスな文章でさまざまなジャンルについてエッセイを書いておられる著者。
そんな著者が日記形式で綴った書評エッセイです。
いつもは「ですます」調で書いておられますが、本書に限っては「だである」調。
ご本人は少し恥ずかしがっておられますが。
でも書評としてはともかく日記でもありますから、「ですます」ではちょっと違和感ありますよね。
紹介しておられる本はやはり多岐にわたっています。
ノンフィクションや小説はもちろん、旅行のガイドブックや写真集、タレント本に手芸本、和歌に鉄道、グルメ本、SM、スカトロ、ネクロフィル・・・・。
さすがです。
純粋な書評ではなく読書日記といいますか書評エッセイですから堅苦しさはなく、普段の著者のエッセイ視点も楽しめます。
読み応えたっぷりの500ページというボリュームも嬉しい。
タイトルの「本が多すぎる」ですが、本書の中のエピソードから取られているんでしょうね。
著者が都心の大きな本屋さんに行ったら、「ちょっといっぱいありすぎんじゃねぇのかー、本!」というおじさんの声が聞こえてきたとか。
奥さんらしき女性がすかさず「本屋さんなんだから当たり前じゃないのよっ」と一言。
いや、ほんと本が多すぎます。
その大部分は読んだことのない本なわけで、本好きにとってはあれも読まねばこれも読まねばと気が狂いそうになります。(笑)
著者も「無間地獄を見るような気分になってくる」と書いておられますし。
しかしそれもまた本の楽しさのうちでしょうか。
ラベル:書評・作家
posted by たろちゃん at 01:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 『さ』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
コチラをクリックしてください

この記事へのトラックバック