2017年06月17日

「怖い絵」中野京子

CIMG3081.JPG

絵って怖いですよね。
有名な画家の絵なんか見てるとたいがい怖い。
「モナ・リザ」なんてめちゃくちゃ怖いじゃないですか。
それはこちらの受け取り方にもよるんでしょうけど。
てなことを昔から思っていたのですが、この本を読みまして「あ、やっぱり絵は怖いんだ」と。(笑)
こういう書き方をすると語弊がありますね。
すべての絵が怖いのではなく、怖い絵も間違いなくあるんだと。
それは見る者を怖がらせる目的で描かれたものではないにもかかわらず、こちらがその絵に込められた物語を読み取り、それに対して恐怖を感じるということです。
あるいは理屈ではなく感覚的に怖いなと。
で、この本にはそのような怖い絵が何点も紹介されています。
まず表紙に使われているラ・トゥールの「いかさま師」。
これはもう、ストレートに見た目が怖い。(笑)
この女達の目よ。
ゾクッとします。
そして絵に込められた物語もやはり怖いんですよね。
この表紙ではカットされていますが、左右に人物がいます。
左にはいかさま師の男、右には若者。
ギャンブルでさんざん勝たせてやった若者を、3人がかりでさてこれから身ぐるみ剥いでやろうというその瞬間です。
若者のこの後の惨状はいかに。
他、ドガの「エトワール、または舞台の踊り子」という、この絵の何が怖いの? と思えるような作品も紹介されています。
著者の解説を読みますと・・・・。
私などはまったく絵を見る目も教養もないもので、このような解説書は誠にありがたいです
posted by たろちゃん at 01:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 『な』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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