2017年08月24日

「男と点と線」山崎ナオコーラ

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短編6編収録。
世界のあちこちでの男女の物語。
表題作の「男と点と線」の舞台はニューヨークです。
42歳で独身の惣次郎は、バツイチで幼馴染みのさおりからいきなりニューヨークへ一緒に行かないかと誘われます。
話に乗る惣次郎。
さおりの娘で12歳の亜衣と3人でニューヨークへ出発します。
ブルーノートでジャズを聴いたり、メトロポリタンオペラを観に行ったり。
セントラルパークにひとり散歩に出かけた惣次郎は、さおりへの思いを再確認します。
メトロポリタン美術館に行き、モネやクリムト、シーレなどの絵に感動しつつ、自分の気持ちをしっかりと踏み固めます・・・・。
飄々とした雰囲気で話は進んでいきますが、書かれている内容といいますとこれかなり至高の愛といった感じですね。(笑)
こういう悟りといいますか達観といいますか、ここまで純化された思考を持てる男というのもちょっといないだろうと。
穢れなく爽やかといえばそうですし、ある意味男女における理想の友達関係といえるかもしれませんが。
この本の他の作品もそうですけど、男女の肉体関係のようなものは描かれていません。
そのような男女関係もまたあり、ということでしょうか。
ラベル:小説
posted by たろちゃん at 01:00| Comment(0) | 『や』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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