2017年09月07日

「犬婿入り」多和田葉子

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北村みつこが小学生相手に経営する『キタムラ塾』は、子供たちに『キタナラ塾』と呼ばれ愛されています。
みつこは子供たちに『犬婿入り』の話をします。
黒い犬がお姫様のお尻をペロリペロリと舐めるという話。
8月に入り塾も夏休みになって間もないある日、二十七、八の男がキタムラ塾を訪れ、みつこのショートパンツをするりと脱がせて肛門をペロンペロンと舐め始め、そのあとは台所に駆け込んでもやしを炒め始めます・・・・。
なんともシュールな話ですね。
なんだか異界の物語のように思えます。
『キタムラ塾』の場所がそうですし、みつこ自体2年前にここに越してくるまでは何をやっていたのか得体が知れません。
そして『キタムラ塾』を訪れた太郎という男。
まさしく犬のような男です。
つまり犬婿なわけですが、シュールでユーモラスなこれは現代の民話といったところでしょうか。
ラベル:小説
posted by たろちゃん at 01:00| Comment(0) | 『た』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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