2017年10月27日

「アメリカの食卓」本間千枝子

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タイトルから想像するとアメリカの家庭料理を紹介した軽いエッセイかなと。
読んでみると違いましたね。
もっと広くアメリカの食文化を紹介した内容です。
といっても学術的な記述ではなく、あくまで個人的な経験を書いたエッセイですが。
アメリカというと料理に関してはどうしても低く見がちです。
代表する料理にハンバーガーなんてあったりしますが、これなんかまさにファストフードの最たるものといったイメージがあります。
実際アメリカ人ってこれが好きなんですよね。
ですがアメリカ人が愛するハンバーガーというのは、日本人が持つイメージとはちょっと違うようで。
『芝生の庭の一隅にしつらえられた煉瓦作りの炉には炭火が熾り、何キログラムもあるような挽き肉の塊りは見るまに幾つものハンバーガーに丸められ、片はしから焼けた鉄網の上にのせられる。肉からしたたる脂が火の上に落ちて、肉の燔ける時独特の、あのおいしい匂いを漂わせながら煙があがる・・・・』
この後も描写は続きます。
いろんなトッピングがあり飲み物があり、子供たちは興奮して走り回り、皆大口を開けてハンバーガーにかぶりつく。
ファストフードで購入するハンバーガーとは大違いではないですか。
もちろんすべてのアメリカ人がこのようなことをしているわけではなく、もしかしたら古き良き時代のアメリカの風景なのかもしれません。
『このような状況の下で食べるハンバーガーは、エレガントな料理の一皿をも凌駕するように思うのだが・・・・』と著者は書きます。
まさしくですね。
このシチュエーションはやはり日本で真似ても“別モノ”になってしまいそうです。
ハンバーガーは一例ですが、アメリカにはアメリカのシチュエーションに合った料理があり、そんな中で食べるのがまた美味しいんでしょうね。
ラベル:グルメ本
posted by たろちゃん at 01:00| Comment(0) | 『ほ』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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