2018年03月10日

「爪と目」藤野可織

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母を亡くした3歳の“わたし”。
父は母が生きていたころから“あなた”と付き合っていました。
不倫です。
母が亡くなったあと父は“あなた”と再婚し、“わたし”と一緒に暮らすことになります・・・・。
裏表紙のあらすじを読みますとホラーということですが、私はちょっと違うと思いますね。
一般的にイメージするホラーじゃない。
どちらかというと心理サスペンスという気がしますが、まあラストはたしかにホラーなのかも。
しかし3歳児がこのような考えや行動をとるということにいくらなんでも無理があると思います。
解説ではそのような常識的な思い込みは捨てようとあるのですが。
それはともかくとしまして、父も新しく母となった“あなた”も“わたし”にまったくの無関心です。
なにも見ていない“あなた”に“わたし”はなにをしたのか。
復讐ともいえますし、あなたのお望みどおりにしてあげるという親切心(怖)ともいえます。
他2編収録。
どちらもややシュールで不穏な雰囲気の作品です。
ラベル:小説
posted by たろちゃん at 01:00| Comment(0) | 『ふ』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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