わがままで自分勝手な男、マサヒコ。
そんな彼と関わった6人の女性たちの物語です。
私の体を通り過ぎて行った男・・・・といったところなんでしょうか。
それを乗り越えて新い一歩を踏み出す、と。
各編にマサヒコという男が登場するわけですが、それぞれ年齢も立場も違います。
マサヒコという同一人物の女遍歴かもしれませんし、女たらしなダメ男の象徴としてマサヒコという名の男が描かれているのかもしれません。
でも正直言いまして、だからどうなのという印象です。
以前に読んだ「夜を駆けるバージン」もそうなんですが、あと一歩なにか物足りないんですよね。
中身が薄いといいますか。
ま、これは好みの問題なのかもしれませんが。
ラベル:小説