2018年12月27日

「海の見える街」畑野智美

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海の見える街にある図書館で働いている司書の本田。
ある日その図書館に春香という一年契約の若い女の子がやってきます。
本も読まず常識もなく、いかにも最近の若者といった感じの彼女に本田や同僚の日野さんも振り回され持て余し気味。
しかし徐々に彼らの心情に変化が訪れます・・・・。
各章ごとに語り手を変えて話が進みます。
視点が変わることによって主観も変わるわけで。
それぞれの登場人物の心情が分かりやすく語られます。
当たり前のことですが人それぞれに生活があり、それまでの過去があり、そして今があるわけで。
それらの糸が編まれてお互いに影響し合い、1本の紐となりストーリーになるんですよね。
人とのつながりが話を生むんだなぁと思わせられます。
ほのぼのと心に染み入るような小説でした。
ちなみに「海の見える街」というタイトルはどうなんでしょう。
以前に読んだ「国道沿いのファミレス」もそうなんですけど、そのまんま過ぎてあっけない。
もうひとひねり欲しい気がするのですが。
ラベル:小説
posted by たろちゃん at 01:00| Comment(0) | 『は』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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