2019年02月06日

「後妻業」黒川博行

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91歳の耕造が脳梗塞で倒れ病院に運ばれます。
妻は小夜子69歳。
後妻です。
実は小夜子は後妻業。
財産目当てで次々と高齢の男性と再婚死別を繰り返しています。
手を組んでいるのが結婚紹介所を経営する柏木。
二人は公正証書遺言を盾に、耕造の娘二人からほぼすべての財産をむしり取ろうとするのですが。
耕造の娘姉妹は葬式代まで騙されぽったくられるわけですが、さすがにもう黙っていられません。
妹の友人である弁護士に相談し、反撃を開始します。
その弁護士から依頼を受けた興信所の雇われ探偵本多は元マル暴担当の刑事。
調査により明らかになってきた小夜子や柏木の悪行は金になると、依頼以上に事件に突っ込んでいきます。
死別した夫たちはどれも不自然な死因で、間違いなく柏木と小夜子によって仕組まれたものです。
じわじわと外堀を埋めていく本多ですが・・・・。
いやしかし、フィクションとはいえ小夜子がなんともむかつくババアで。(笑)
それだけキャラがしっかりと確立されているということでしょう。
金の匂いをかぎつけた本多の追跡が緻密で、非常にスリリングに話が進んでいきます。
柏木と小夜子、本多の他にも、小夜子の弟で刑務所から出てきた博司、逆に小夜子から金を騙し取ろうとする舟山など、一癖も二癖もある連中が絡み合います。
実に面白かったのですが、最後がちょっとあっけない気もしましたかね。
ストンと終わってしまったような気がします。
ラベル:小説
posted by たろちゃん at 01:00| Comment(0) | 『く』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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