2019年05月27日

「5」佐藤正午

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津田伸一は小説家。
ネットで女性を引っかけては遊んでいる女たらしです。
中真智子という人妻とも不倫中ですが、別れを切り出されます。
原因は真智子が夫婦で行ったバリ島旅行で夫の志郎が知り合った手袋をした石橋という女性。
たまたま彼女と手を触れた志郎に変化が訪れます。
それまで真智子と体を合わせるのが苦痛でしかなかったのですが、人が違ったように真智子を求めるようになります。
夫婦生活が戻り子供を授かることを考え伸一に別れを告げる真智子。
そして伸一のサイン会に志郎が訪れて、話がじわりじわりと展開していきます・・・・。
小説家津田伸一の放蕩さには、男女の愛についての冷めた目があります。
「必ず冷めるもののことをスープと呼び愛と呼ぶ」
「真理だ」
「その真理がくつがえるんです」
石橋との出会いで不思議な能力を授かり、真智子との愛を取り戻したかに見える志郎。
その行く末は。
そして女遍歴を重ねる伸一は果たして順風満帆な小説家生活を送れるのか。
いろんな人間が交錯し、物語を綴っていきます。
660ページ、渾身の長編です。
ラベル:小説
posted by たろちゃん at 01:00| Comment(0) | 『さ』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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