2019年07月02日

「コンビニ人間」村田沙耶香

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古倉恵子36歳。
大学生の頃からコンビニでバイトを始めて18年。
就職もせず結婚もせず、ひたすらコンビニでバイトをしてきました。
コンビニの仕事に生きがいすら感じています。
そんなある日、白羽という理屈だけはいっちょ前な男がバイトで入ってきて・・・・。
コンビニという舞台がいかにも現代です。
そしてコンビニ店員というとマニュアル通りの接客というイメージがありますよね。
主人公はまさしく典型的なそれで、食事さえもひたすらコンビニの商品です。
そんな生活になんの抵抗も不満もなく、むしろ満足さえしています。
フリーターなんて言葉はもう古いですけど、そうやって就職もせずバイトで生計を立てている人、マニュアルにはまったような人を皮肉っているのかといえば、そうでもありません。
主人公はある意味プロです。
コンビニバイトのプロ。
それ以外の世界では社会不適格者ともいえるのですが、コンビニの仕事においては抜群に能力を発揮します。
淡々とコンビニの仕事に邁進するこの主人公の人生観とはいったいなんなのか。
白羽という異物とぶつかったとき、恵子はどのような対応をするのか。
かなりデフォルメはされていますけど、こういう若い人、現実にいそうです。
そう考えますと「コンビニ人間」というタイトルは強烈ではありますが、実はサラリーマンにもごく普通にいるような気がしますね。
ラベル:小説
posted by たろちゃん at 01:00| Comment(0) | 『む』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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