2019年08月03日

「夫のちんぽが入らない」こだま

CIMG3497.JPG

大学進学のため、北海道の田舎から東北のとある地方都市にやってきた私。
同じアパートに住む男性と交際することになり、交わることになるのですが。
しかし入らない。
ちんぽが入らないのです。
そんな問題を抱えつつも二人は夫婦に。
しかし夫婦になってもやはりちんぽは入らない。
これからの夫婦生活はいったいどうなるのか・・・・。
読む前はタイトルのインパクトだけで売れた本なんじゃないかなんて思っていたのですが。
いや、そんな軽い内容ではありませんでした。
まずは作者の文章がしっかりとしています。
言い回しにユーモアがあり、深刻な話なんですけど笑ってしまう箇所も多数。
ですが内容は実にシビアです。
これは作者の実生活を書いた私小説とのことですが、「夫のちんぽが入らない」というそれが「私」の価値や存在さえも否定されてしまうようなプレッシャーなんですよね。
中学校の教師を始める私ですが、問題のあるクラスを抱えノイローゼのようになってしまいます。
夫婦生活でも悩みを抱え、職場でも悩みを抱え。
逃れようのない慟哭のような告白小説でもあります。
決してタイトルだけの作品ではありません。
しかし今後作家としてどうなのでしょう。
この後エッセイで第34回講談社エッセイ賞を受賞しておられるようですが。
小説第2作でどのようなものをお書きになるのか。
難しいとは思いますが楽しみでもあります。
ラベル:小説
posted by たろちゃん at 01:00| Comment(0) | 『こ』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
コチラをクリックしてください