2019年10月04日

「侠飯3 怒涛の賄い篇」福澤徹三

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渋川卓磨は闇金業者のやとわれ店長。
経営している本部はいわゆる半グレといわれている組織です。
ある日ボスから祖父であるヤクザの組長宅を立ち退きさせろと命令を受けます。
行儀見習いとして組事務所に住み込むことになる卓磨。
そこにやってきたのがいかにもその筋な二人の男たち。
見事な仁義を切って客人となります。
頬に深い傷跡のある兄貴分の男、なぜか毎日台所で賄いを作り始めます・・・・。
シリーズ第3弾。
二人の男というのはいうまでもなく柳刃と火野です。
今回は組事務所に住み込んで料理の腕を揮います。
卓磨からすれば、いったいこの男たちの目的はなんなのか。
祖父である組長を立ち退きさせる目的の自分にとって、敵になる存在なのか味方になるのか。
なんで毎日料理を作り、それがやけに旨いのか。
それよりも自分はボスの命令通り祖父である組長を立ち退きさせることができるのか・・・・。
このシリーズ、その都度主人公が設定されるわけですが、今回は柳刃の下で料理の手伝いをしながら少しずつ成長していくんですよね。
見た目いかつい柳刃ですが、ブレのない真摯な考えや言葉に主人公が影響を受けて変わっていくというパターンです。
最後はちょっとほろっとさせられたりして。
章ごとに紹介される料理が読みどころなわけですが、普段料理をしないような一人暮らしの男子にもできそうな料理です。
白々しくなくレシピが紹介されています。
このあたり上手く料理がストーリーに組み込まれていると思います。
次作も楽しみです。
ラベル:グルメ本 小説
posted by たろちゃん at 01:00| Comment(0) | 『ふ』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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