2019年12月03日

「最悪」奥田英朗

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従業員2人の小さな鉄工所を営む川谷信次郎。
孫請けの細かい仕事でなんとか食いつなぎ、経営はかつかつです。
藤崎みどりは20代の銀行員。
毎日同じことの繰り返しに飽き飽きし、憂鬱な日々です。
野村和也はプータロー。
パチンコとカツアゲでぶらぶらと生活しています。
3人にはそれぞれ悩みがあります。
川谷は騒音による近所とのトラブルや資金繰り、みどりは家庭に問題を抱え、上司からセクハラを受け社内で気まずい立場となります。
和也はトルエンを盗んで売りさばこうとしましたがヤクザとトラブルに。
そんな3人の人生が交差してとんでもない方向に転がっていきます・・・・。
640ページの長編ですが、飽きることなく読ませますね。
ラスト150ページあたりまで3人がどのように交わるのかまったくわかりません。
引っ張ります。
そのあとは一気ですが、極限状況に追い込まれた3人を見ているとまるでコメディのよう。
本人たちは必死なのですが、言動は滑稽です。
しかしこういうのを読みますと、地味でもなんでも毎日まじめにコツコツというのが人生として正解なのかなと思います。
ラベル:小説
posted by たろちゃん at 03:11| Comment(0) | 『お』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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