2020年03月26日

「牛乳アンタッチャブル」戸梶圭太

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雲印乳業西日本支社お客様相談センターの電話があちこちのデスクで鳴り始めます。
低脂肪乳を飲んだ人たちが食中毒をおこしたのです。
相談センターはパニックに陥りますが、上層部は暢気に構えています。
やがてただ事ではないとなり、ようやく社長をはじめとした幹部たちが記者会見を開くのですが、のらりくらりと言い訳ばかり。
しかし役員の中にはまともな人物もいて、このままでは会社がつぶれてしまうと立ち上がります。
現在のろくでもない幹部連中や食中毒事件に関わった連中の首を片っ端から切るための特別調査チームを作ったのです。
まずチームは食中毒を出した大阪工場に乗り込むのですが・・・・。
元ネタは平成12年の雪印集団食中毒事件です。
社長の迷セリフ「私は寝てないんですよ!」もきっちりと挿入されています。(笑)
笑える箇所もいろいろありそれなりに楽しめましたが、話自体は別にどうということもなく。
大まかな筋はオリジナルじゃありませんしね。
そして登場人物が多すぎ。
話の筋にあまり関係のない人物やら、特別調査チームにしても米倉や萩尾なんてキャラ的にたいして仕事をしていません。
まあチームというからにはある程度人物を用意する必要があったのでしょうけど。
役員たちのキャラはまずまず面白かったですけどね。
最後もなんだか拡げた風呂敷をむりやり畳んだような印象。
カタルシスがありませんでした。
ちょっと散漫すぎましたかね。
ラベル:小説
posted by たろちゃん at 01:00| Comment(0) | 『と』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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