2020年04月15日

「英国一家、フランスを食べる」マイケル・ブース

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英国一家食べ歩き(?)シリーズの第3弾です。
といっても、実際は第1弾なんですけどね。
というのは、このシリーズ、日本で最初に発売されたのが「英国一家、日本を食べる」で、その次が「英国一家、ますます日本を食べる」です。
しかし本書はそれらの前に書かれていたものなんですね。
でも日本での出版の順序としては、これをあとに持ってきて妥当でしょう。
日本でイギリス人がフランス料理を食べましたなんて本をいきなり出しても誰も興味を持ちません。
やはり最初に我が日本にイギリス人がやってきて全国食べ歩いた、というのを持ってきたのがインパクトなんですね。
しかも一家でというのがミソ。
グルメライター個人ではなく家族ぐるみというのが設定として面白い。
なのでヒットしたのでしょう。
なぜか今回は出版社も訳者も変わっているのですが。
さて今回の内容は食べ歩きというよりも、著者が料理学校に入学して悪戦苦闘する奮闘記です。
料理のことを知らない自分がプロのシェフの料理を食べ、どうこう言えるのかと。
『一人前の批評をするには、僕自身がプロのシェフになるために学び、ミシュランの星つきキッチンではたらくことが絶対条件になる』
日本のフードジャーナリストに聞かせてやりたい言葉ですね。(笑)
で、実際にパリに家族で移り住み、「ル・コルドン・ブルー」に入学するわけです。
そして卒業後、「ラトリエ・ドゥ・ジョエル・ロブション」で働き始めます・・・・。
料理の批評をするからには、自分もそれなりの知識を持っていないと、というのはわかりますね。
それも外側からの知識ではなく、内側の知識。
つまりそれは経験ですね。
料理を作る経験、技術。
それも三ツ星レベルの本格的な料理の技術を身につけたら、批評にも説得力がありましょう。
なかなか歳取ってからそのようなことはできないものですが。
著者の行動力は実に立派だと思いますが、しかしこの著者の文章はなんでこんなに嫌味なのか。(笑)
さすがイギリス人というべきなのか。
外国人の文章って翻訳のせいかどうなのかわかりませんが、やたら言い回しがウザイんですよね。
これを気の利いたとかウィットに富むとか受け取れる人はいいんでしょうけど。
私はこの人の文章は好きになれません。
ラベル:グルメ本
posted by たろちゃん at 01:00| Comment(0) | 『ま』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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