2020年10月15日

「左目に映る星」奥田亜希子

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都内の文具メーカーに勤める26歳の早季子。
つねに孤独を感じ、人間は所詮独りなんだと達観したような日々を過ごしています。
なので男性に対しても恋愛感情を持てません。
小学校で同級生だった吉住君が唯一の理解者だったのですが、彼も中学生になってから変わってしまい心が離れてしまいました。
しかし早季子の心の中にはずっと小学生時代の吉住君が住み着いています。
そんな早季子がある日の合コンで、早季子や吉住君と同じ『片目だけ瞑る癖』を持つ宮内という男の話を耳にします。
宮内を紹介してもらい会ってみる早季子。
アイドルオタクの宮内との奇妙な付き合いが始まるのですが・・・・。
他人とは冷めた気持ちで距離を取ってしまう早季子と、アイドルの追っかけをしている宮内は対照的です。
なぜ宮内はそんなに熱くなれるのか。
当然早季子とは話が合いません。
ですが少しずつ早季子の心はほぐれていきます。
あらすじを追えばけっこうベタな話なんですよね。
思い切って心を解き放ち、過去と決別するラストとか。
でもプロセスがじっくりと描かれているから読ませる話にはなっています。
ただ美しく終わってはいますが、この後早季子が宮内と付き合うことになっても絶対うまくいかんだろなぁ。
ソッコー別れるに3000点。
さらに倍。(笑)
ラベル:小説
posted by たろちゃん at 01:00| Comment(0) | 『お』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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