2020年10月18日

「江戸前で笑いたい 志ん生からビートたけしへ」高田文夫 編

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お笑いといえば大阪というイメージがありますが、やはり東京生まれ東京育ちの編者からしてみれば「いいや江戸前だ!」と言いたいところでしょう。
私も漫才は大阪かなと思いますが、落語は東京ですね。
好きな落語家も東京に多い。
ま、これはどちらが優れているとかではなく好みの問題でしょう。
さて本書では第一部に「やっぱし落語だ!」として落語を取り上げておられます。
といいましてもこの本はいろんな人たちが東京の芸人について書かれた文章を編集したアンソロジーですので、編者一人で書かれたものではありません。
イラストレーターの山藤章二氏が「志ん朝と談志」、アナウンサーの玉置宏氏が「志ん生と文楽」について書いておられます。
落語ファンならぜひとも読みたくなりますよね。
演芸評論家の吉川潮氏は「小朝、志の輔とそれに続く若手たち」として市馬、花緑、三木助、志らく、談春などを挙げておられます。
もう25年前の文章なので、いまや皆さんベテランですが。
第二部は「中入り」として対談です。
篠山紀信や二世タレント(東貴博、三波伸一、柳家花緑)、弁天山美家古の内田榮一氏まで登場。
馬生が毎日のように通っていたとか。
第三章ではいろんな喜劇人を取り上げておられます。
永六輔が三木のり平を、長部日出雄が渥美清を、ラサール石井が萩本欽一を、などなど。
大瀧詠一がコミックソングセレクションとして寄稿されているのは貴重でしょう。
巻末には「東京芸人ギャグ・フレーズ年表」なんてのも掲載されており、これもまた貴重な資料といえましょうか。(?)
posted by たろちゃん at 01:00| Comment(0) | 『た』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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