2020年12月27日

「料理は女の義務ですか」阿古真理

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「料理は女の義務ですか」
なかなか挑発的なタイトルです。
たしかにいまだ料理は女性がするもの、という風潮はありますよね。
これについては当然いろんな意見や考えがあります。
で、著者は「料理とは何か」というところから始められてるんですけども・・・・。
問題提起はまったくいいです。
論ずるに値します。
でもこの本、タイトルと内容が合ってます?
タイトルを主題とするならば、あまりにも余計なことを書き過ぎです。
スープの歴史だの保存食がどうだの、食文化を検証する上ではなるほどと思いますが、「料理は女の義務ですか」の助走としてはあまり意味ないと思います。
それらで土台を固めたつもりなのかもしれませんが。
結局料理を通してジェンダーな問題を提起したかったんでしょうけど、それなら余計なことに頁を割かず、はなっからその問題をぶつければいい。
紹介されている料理の歴史はタイトルとはなんの関係もない。
料理史としては貴重だと思いますけども、文献からの紹介の羅列です。
んで、例えば土井義晴の「一汁一菜でよいという提案」という本について著者は言います。
和食の基本形を踏襲しているのがだめなんだとか。
右傾化の思想を連想させるとのこと。
大丈夫ですか、この人。(笑)
料理が女の義務なのかどうか、それについては非常に論じる価値のあるテーマです。
なら回りくどくなく真正面から取り組んでいただきたい。
「料理は女の義務ですか」という挑発的なタイトルの割にはまったくそれにふさわしくない内容の本でした。
イタかったというのが正直な印象です。
話の切り口を間違えましたね。
ラベル:グルメ本
posted by たろちゃん at 01:00| Comment(0) | 『あ』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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