
「料理の鉄人」という番組が昔ありまして、非常に人気がありました。
放映されたのは1993年から1999年。
なので現在30歳くらいまでの人はリアルタイムでの記憶にないんじゃないでしょうか。
もう25年以上前になるにもかかわらず、いまだ鉄人という称号は生きています。
道場六三郎氏や坂井宏行氏など、いまだに鉄人として紹介されたりしますもんね。
この本は鉄人のひとりだった故・陳建一氏のエッセイ&レシピ集です。
コンセプトとしては中華の神様といわれた父・陳建民氏の思い出を語りつつ、そのエピソードにまつわる料理の紹介という体裁です。
少年時代から建民氏が亡くなるまで、12章12品の料理が紹介されています。
巻頭にそれぞれの料理写真とレシピが掲載されています。
第1章はやはり麻婆豆腐。
これはもうね。
エビチリや担々麺などももちろん。
それらの料理にまつわる建民氏のエピソードが実に微笑ましく面白い。
ラベル:グルメ本