2018年05月07日

「阿川佐和子のアハハのハ この人に会いたい2」阿川佐和子

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対談の達人、阿川佐和子による対談集の第2弾。
週刊文春に連載された対談からの抜粋です。
時代は93年~99年。
今回のゲストは、まず最初に北野武。
この頃は映画監督としてもイケイケの頃ですね。
個人的には最近の北野武の言動というのはちょっとウザイといいますか。
老害という気もします。
私ごときが何をと言われるかもしれませんが。
松坂大輔も登場していますが、まだ高校生です。
写真を見るとさすがに幼い。
今のようなふてぶてしさはまったくありません。(笑)
白洲正子、高倉健はすでにお亡くなりになっておられますね。
サッカーの川口能活なんてあのころの活躍を思い出します。
最近はあまり名前を聞きませんがどうしていらっしゃるんでしょうか。
今回の登場は総勢22人。
ほんと幅広い人選ですね。
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2018年04月21日

「クジラの彼」有川浩

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自衛隊に勤務する人たちをモチーフにした短編集です。
表題作の「クジラの彼」は潜水艦に乗る男性を彼氏にした女性の話。
潜水艦乗りは一旦任務に就くと携帯電話もつながらず、何か月も会うことができません。
そんな男性を彼氏にしてしまった女性の苦労やいかに・・・・。
他の収録作もそうなのですが、自衛隊員本人やそういう人を恋人に持ってしまった人たちの四苦八苦(?)なラブコメです。
表題作や「有能な彼女」は「海の底」の番外編となっています。
「クジラの彼」は冬原春臣、「有能な彼女」は夏木大和が登場。
特に夏木と望のその後が読みたかったので楽しみでした。
「ファイターパイロットの君」は「空の中」の続編。
これも高巳と光稀のその後が読めてよかった。
やっぱり光稀がいい。
どれもそれぞれ独立した短編となっており、前作については軽く触れる程度です。
なので前作を読んでいなくても楽しめるようにはなっていますが、やはり「海の底」、「空の中」の両作品を読んで経緯を知ってからのほうがより楽しめると思います。
ついでに「塩の街」も読んで自衛隊3部作制覇を。(笑)
「国防レンアイ」もよかったですね。
自衛隊員同士の恋愛なんですけど。
主人公の腐れ縁の女性隊員を小馬鹿にした元カレへの啖呵がいい。
「女に恥かかせて何楽しいんだお前」、「腹筋割れてて何おかしいんだ? こっちゃ伊達や酔狂で国防やってねえんだよ。有事のときにお前ら守るために毎日鍛えてんだよ。チャラチャラやってて腹なんか割れるか」
ブラボーです。
拍手喝采です。
「ロールアウト」なんかも、よくこんなところに目をつけるなぁと感心しました。
作者はかなり自衛隊の事情にお詳しいようで。
かといってマニアックにならず、その知識を実に上手く作品に活かしておられますね。
ラベル:小説
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2018年03月14日

「R62号の発明・鉛の卵」安部公房

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表題作他10編が収められた短編集です。
会社をクビにになり自殺しようとしていたところスカウトされ、生きたまま自分の死体を売りロボットになった主人公。
人間にとって都合よく働くためにロボットにされたのですが、その主人公が発明した機械は・・・・。(R62号の発明)
単純にいいますと機械社会といいますか機械文明といいますかそういうものに対しての皮肉であり、しっぺ返しのようなものなんでしょうが、話自体にはひねりもなくそのまんまといった印象です。
文章には独特なシュール感があるのですが。
私がよかったのは最後の「鉛の卵」です。
冬眠機で100年後に目覚めるはずだったのが、機械の故障で目が覚めてみたら80万年後。
100年ならともかく80万年となると人類はどれだけ変化していることか。
見た目もまったく違いまるで植物のようです。
言葉も通じません。
人間のように食料を食べません。
さて主人公はそんな世界でどのように生きていくのか・・・・。
実際このように冬眠して未来に目覚め、数十年後数百年後を見てみたいと希望する人はいるようですが、私はまっぴらです。
考えるだに恐ろしい。
現在とさほど変わらなければまだしも、大きく変わっていればほとんど動物園の動物状態じゃないですか。
気が狂います。(笑)
ラベル:小説
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2018年02月26日

「素人包丁記・海賊の宴会」嵐山光三郎

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食エッセイです。
シリーズ第3弾。
サブタイトルは「海賊の宴会」。
表題作を読みますと、著者が学生時代、早朝に自転車で出かけ、通りがかりの家から牛乳を盗んでゴクゴク飲んだと。
これには盗み食い(飲み)の秘かな愉しみがあり、略奪した食べ物で宴会する海賊たちの宴会食と共通しているというのですね。
そして移動しながら(著者は自転車、海賊は船)飲食するということでも共通していると。
そんな強引な。(笑)
その他いろいろと過去の体験を書いておられます。
近所の大火事で母親が自分たち子供をリヤカーに積んで逃げ出したとき。
そのリヤカーの上で食べた夕食にワクワクしたとか。
社員旅行のバスの中の宴会状態とか。
そういわれれば移動の車内での飲食というのはまた格別なものがあります。
電車なら駅弁なんてその代表的な物でしょうし。
その他食べることについていろいろ。
基本B級グルメなのですが、他の食エッセイに比べるとやや意表をついておりちょっとゲテっぽいところもあり。(笑)
東海林さだおよりもまだもっと庶民的といいますか。
ラベル:グルメ本
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2018年01月27日

「Love me more!」麻生ミカリ

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商社の秘書課に勤める川嶋美晴はこの春大学を卒業したばかり。
上司でありビジネス推進事業部の部長である会社の御曹司、長嶺純希とお見合い結婚して3ヶ月です。
2人が結婚していることは会社の人たちには秘密。
ある日秘書課に林原秋乃という美晴より3歳年上の女性が異動してきます。
海外事業部にいた本社のエリートです。
見た目も美しく仕事もできる秋乃と、美晴はすぐに仲良くなります。
ですが秋乃はどうやら純希のことが好きなようで、美晴は気が気ではありません。
また美晴にも神野来都という社内随一の女好きが接近してきて・・・・。
美晴と純希の視点で交互に語られていきます。
ま、この作品もエタニティお決まりのパターンを踏襲しています。
お互い愛し合っているにもかかわらず、相手は自分のことを愛していないのではないか。
相手が好きなのは実はあの人ではないのか。
そんなことを思いながら悶々と悩むわけですね。
結婚しているといえどもそれぞれにライバルらしき相手が登場することによって、毎日がラブラブなだけの平和な新婚生活ではないというわけです。(笑)
また会社の帳簿に不正があるということでちょっとミステリーっぽい風味も効かせてあるあたり、作者の工夫でしょうか。
巻末にはおまけ(?)で子供が生まれてからの話もあります。
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