2019年06月14日

「それでも酔ってません 酒呑みおじさんは今日も行く」大竹聡

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シリーズ第3弾です。
「ぜんぜん酔ってません」「まだまだ酔ってません」ときて「それでも酔ってません」と。
まさしく酔っぱらいの三段活用ですね。(笑)
ま、内容としましては前2作と同様、懲りもせず毎日酔っぱらっている酒飲みのエピソードです。
酔っている人ほど自分は酔っていないと主張する酔っぱらい。
他人に迷惑さえかけなければ微笑ましい・・・・ことはないか。(笑)
ラベル:グルメ本
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2019年06月02日

「残穢」小野不由美

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ある30代の女性が作家である私のもとに手紙を送ってきます。
越したばかりの部屋に何かがいるような気がする、と。
畳をこするような音がするというのです。
過去にこの部屋で何かがあったのか。
女性と作家はこの部屋やマンションの過去について調べ始めます・・・・。
ドキュメンタリータッチで書かれたホラー小説です。
しかしなんなのかこれは。
まずホラー小説としてまったく怖くない。
これは致命的です。
怖いという評価もあるようですが。
怖くなくても話として面白いかといえばまったく退屈です。
人間が描かれているわけでなし、物語に魅力あるわけでなし。
ひたすら部屋やマンション、その土地の過去に遡って出来事を発掘していくだけで、だからどうなのと。
いろんな所有者の名前が出てきてそれが作品としての厚みになっているかといえば、ただややこしいだけ。
結局「穢れ」は感染するのだということのようですが、で、それぞれの人たちが体験した現象はなんだったのと。
なぜ「穢れ」は発生し、なにを目的としているのか。
普段私たちが普通に生活している家や土地にもいろんな過去があるんですよ、というのはわかりますけどね。
掘り下げていくとどこかに「穢れ」があるかもしれない。
そう考えると身近なところに実は恐怖の元が潜んでいるかもしれません。
って、そんなことではビビらんわ。(笑)
ラベル:小説
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2019年03月04日

「実況・料理生物学」小倉明彦

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著者は大学の教授です。
大阪大学の理学部学生実習室での講義を書籍化したという体裁の内容です。
料理を生物学として体感し理解しようという趣旨です。
いやあ、面白そうですね。
こういう講義なら私も受けたい。(笑)
料理というのはすべて化学で説明できるわけで、カレーライス、ラーメン、ホットドッグ、お茶など、ごく身近な食べ物を題材にして講義しておられます。
なぜ牛乳は白いのか、なんてことも化学で説明がつくわけですね。
胃は消化液を出しているのになぜ胃を消化しないのか、なんて話もあります。
言われてみればそうですよね。
不思議な話ですが、ちゃんと理由があります。
料理を通じていろんな化学・生物学が学べる楽しい一冊です。
ラベル:グルメ本
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2019年02月22日

「読むのが怖い! 帰ってきた書評漫才~激闘編」北上次郎×大森望

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北上次郎大森望という書評界を代表する2人の書評対談です。
シリーズ第2弾となります。
編集部、北上氏、大森氏が毎回3作品を推薦し、それについてあーだこーだと意見を述べ合うという形式。
これが面白いのなんの。
サブタイトルに「帰ってきた書評漫才」とあるように、まさにお二人のやりとりは漫才です。
巨匠北上次郎がボケる、博学の大森望がツッコむ、北上次郎が拗ねる。(笑)
このパターンは第一弾から踏襲されています。
感想は前作と変わりません。
やはり大森氏の幅広い知識に圧倒されます。
いろんな本の紹介や分析が楽しく、いつまでも読み続けたい気分になりました。
このあと第3弾が出ていますがそれで終了。
ずっと続けていただきたかったですね。
ラベル:書評・作家
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2018年11月25日

「つるかめ助産院」小川糸

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夫の小野寺君が失踪してしまったまりあは傷心した気持ちを抱え、婚前に2人で旅行した思い出の南の島を訪れます。
そこで出会ったのがつるかめ助産院の院長をしている鶴田亀子。
夕方には島を出るつもりでしたが台風のため船が欠航になり、つるかめ助産院にお世話になります。
亀子に妊娠していることを告げられ、つるかめ助産院で出産することを決意するまりあ。
助産院で働くパクチー嬢やエミリー、サミーや長老といった島の人たちに囲まれ、まりあの新しい生活が始まります。
都会とは違って南の島の生活がなんとのんびりと優雅なことか。
しかし島で出会った人たちは皆他人にはわからないなんらかの痛みを抱えているのですね。
つらい思いをしているのは自分だけじゃない。
自分以上に皆それぞれつらい過去を背負っているのです。
そんな人たちとの生活に過去の人間関係を振り返って自分の至らなさに気付きながら、人の温かさや島の自然に触れてまりあの心は癒されていきます・・・・。
南の島という舞台がいいですね。
そして傷を抱えながらも一生懸命生活している人たち。
読んでいてほのぼのと心が温まります。
ただこのラストはどうでしょうか。
私はいただけませんでした
小野寺君ちょっと自分勝手で調子よすぎじゃないですかね。
まりあがそれでいいんだからいいのでしょうけど。(笑)
ラベル:小説
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