2019年03月22日

「キアズマ」近藤史恵

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大学に入ったばかりの岸田正樹。
自転車部のメンバーとトラブルを起こしてしまったのをきっかけに、自転車部に入部することになってしまいます。
最初は興味もなく仕方なしにだったのですが、すぐにロードレースの魅力に惹かれのめり込んでいきます。
ですがみるみる頭角を現した正樹とエースで1年先輩の櫻井がやや険悪な雰囲気になり・・・・。
この作者には「サクリファイス」「エデン」「サヴァイヴ」というロードレース3部作があるのですが、それらはプロの世界を描いています。
こちらは大学の自転車部というアマチュアの世界です。
(3部作と繋がりはありませんが、途中にちょこっと3部作に登場するチーム・オッジの赤城が出てきます)
ロードバイクにはまったく縁も興味もなかった正樹がその魅力に目覚めていく過程がとてもいい。
そしてレースの描写は相変わらず迫真です。
しかしただ単にロードレースの小説というだけではなく、正樹や櫻井にはそれぞれ重い過去があり、それを背負っていかなければならない宿命のようなものを持っています。
これがドラマに厚みを加えているんですね。
この作者によるロードレース作品をもっと読みたい。
と思っていたらシリーズ最新作「スティグマータ」が出ていたんですね。
ぜひ読ませていただきます。
ラベル:小説
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2019年03月14日

「定食ニッポン」今柊二

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体のおよそ98%が定食でできているという著者が、全国各地の定食を食べ歩いた記録です。
第一章では山手線ぐるり一周定食巡り。
第二章では北から南へ日本全国地元食食べ歩きです。
といっても食べておられる内容はさほど地元色が強くないように思いますが。
大阪のお好み焼き、宇都宮のギョーザはまあ定番ですけどね。
別に札幌で焼肉やらカレーライスを食べなくてもと思いますが。
地元食というよりは地元の定食屋ということなのでしょう。
第三章は全国立ちそば紀行。
いいですね、立ち食いそば。
どこも似たようでありながらちゃんと個性を発揮していたりして。
この本で紹介されているのはタイトル通り定食なので、何千円もするような料理は紹介されていません。
まあB級グルメともいえるでしょうが、でもやはりこういうのがいいですね。
気取らずざっくばらんな店で、ン百円でしっかりとお腹いっぱいになる。
私も定食大好きです。
ラベル:グルメ本
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2018年11月27日

「〈超〉読書法」小林信彦

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シリーズ(?)第2弾となるようで。
第1弾はこちら
本は寝て読むという著者。
今回のタイトルは「〈超〉読書法」。
といってもなにが〈超〉読書法なのかよくわかりませんが。
著者が本を読むときはこのようにしているというだけのことで。
そもそも読書に方法なんてないですからね。
各自が好きなように読めばいい。
ただ読書好きを自認するものとしましては、他人がどのように読んでいるのかというよりもどのような本を読んでいるのかということに興味があります。
なので紹介されている本は今後の読書の参考になりますね。
映画の話題も多く、そちら方面に興味がある人にもいいと思います。
ラベル:書評・作家
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2018年11月01日

「お昼ごはん、何にする?」こぐれひでこ

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こぐれひでこといえば。
イラストレーターなわけですが、私の中ではなぜかパリの人というイメージがあるのですね。
実際パリで暮らしておられたわけですが、現在も在住というわけではないようで。
でもパリについてのエッセイも書いておられ、どうもそのイメージが私の中にはあるようです。
で、この本ですが、日本(といってもほとんど東京)でのランチ体験を紹介しておられます。
もちろんほとんどがカラーのイラスト付きです。
このイラストのセンスがまたパリの人と思わせるのかもしれません。
もちろん和食も紹介しておられますけども。
それはそれで和食にも合ってるなと思ったりします。
内容につきましては、あっさりと紹介しておられます。
料理の味についてしつこくあーだこーだとは書いておられません。
しかし美味しかったという喜びはじゅうぶんに伝わってきます。
ウンチクなんか必要ないのだと思わせてくれます。
料理店を紹介するとなるとやたら専門的な知識や言葉を駆使して伝えようというのもあったりしますが、こういう感想が実はリアルで親しみやすかったりするんですね。
ラベル:グルメ本
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2018年09月28日

「中国怪食紀行 吾輩は「冒険する舌」である」小泉武夫

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怪食紀行シリーズ第2弾。
今回は中国ということで、まあいろんな国がありますけど、やはり怪食ということでは中国でしょうねぇ。(笑)
この本でもいきなり第一話で皮を剥がれた牛の頭ですから。
で、第二話は犬肉。
これまた皮を剥がれた犬が丸一頭のまま市場に並んでいます。
その後もヘビだの虫だのと、なんとも奥深い食文化を見せつけてくれます。
これらがふんだんにカラー写真で紹介されているのですからありがたい。(?)
それにしても小泉センセイ、よくもまああちこち出掛けいろいろと召し上がりますなぁ。
サブタイトルにもあるように、さすが「冒険する舌」であります。
ラベル:グルメ本
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