2018年09月24日

「小泉放談」小泉今日子

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50歳を過ぎた著者が、50を過ぎたらどう生きるべきなのか、いろんな先輩からアドバイスを受けようという対談集です。
20歳、30歳、40歳、いずれも区切りといえば区切りですが、50歳というのはいよいよ感がありますね。
まぎれもなく人生の折り返し地点を過ぎています。
しかし社会的にはまだまだ現役。
そしてそれなりの言動も求められます。
さて、そんな年齢に突入し、どのように生きていくか。
対談には25人の女性たちがゲストとして登場します。
芸能界からはYOUや先日亡くなった樹木希林、美輪明宏、伊藤蘭など。
作家やエッセイストでは江國香織、吉本ばなな、平松洋子上野千鶴子
政界からは小池百合子なんて人まで。
対談の内容はほんと気さくなおしゃべりという感じです。
決して眉間にしわ寄せて「50代とは・・・・」なんてことではありません。
著者とは何十年の付き合いの人もいたりして、友達同士の会話なノリだったりもします。
さすがに皆さんそれぞれこれまでの人生を山あり谷あり過ごしてきておられます。
ただ少しそれぞれのページ数が少なく物足りない印象ですね。
いろんな人の話を読めるのはいいのですが。
もう少しそれぞれの人たちの話を腰を据えて読みたかったなという感想です。
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2018年07月24日

「読まされ図書室」小林聡美

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女優の小林聡美がいろんな人から薦められた本を読んで感想を述べるという内容です。
えー、推薦人の名前をすべて列挙してみましょうか。
飯島奈美(フードスタイリスト)、森下圭子(通訳・翻訳)、皆川明(デザイナー)、井上陽水(シンガーソングライター)、林聖子(バー経営)、吉村俊祐(中学1年生)、よしもとばなな(作家)、群ようこ(作家)、高橋ヨーコ(フォトグラファー)、長塚圭史(劇作家・俳優)、酒井順子(エッセイスト)、宇多喜代子(俳人)、石原正康(編集者)、さかざきちはる(絵本作家・イラストレーター)。
こういう企画って自分で本を選ぶわけではなくまったく知らない作家やジャンルの本を薦められるわけで、刺激的ではありますが緊張しますよね。
自分はこの本についていけるのだろうかと。
でもこのような機会がなければ読むこともなかった本でもあるわけで、視野が広がるきっかけでもありましょう。
内容としましては紹介された本を読んでそれにまつわるエピソードのエッセイといったほうがいいでしょうね。
なので書評を期待して読むとちょっと肩透かしな感があります。
ですがやはり紹介されている本は読んでみたく思います。
それぞれの人がわざわざ「これ読んでみて」と推薦するわけですから、皆それぞれ感銘を受けた本であるわけです。
ぜひ私も機会があればこれらの本を読んでみたいと思います。
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2018年05月19日

「初恋ノスタルジア」小日向江麻

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結城梓は29歳の高校美術教師。
小学校1年生のとき、家が隣同士で幼馴染みのクラスメイトこうちゃんが初恋の相手です。
しかし中学生になると一緒に帰ったりを冷やかされたりして、2人の中はだんだんとギクシャクしていきます。
高校は別々の学校に進学。
そんな折、父親の転勤で梓は急遽引っ越さなければならなくなります。
いっそこの機会にこうちゃんに告白しようか。
そうは思ったものの、ギクシャクした当時の関係もあり、いなくなる相手から告白されても迷惑なんじゃないかと考えた梓は、こうちゃんに黙って引っ越してしまいます。
それから約10年。
梓の務める学校に数学教師としてこうちゃんが転任してきます。
再会に喜んだ梓ですが、こうちゃんこと山内孝佑は梓を冷ややかな目で見て無視します。
その後も会議のたびに対立し梓の神経を逆なでするのです。
いったいこうちゃんはどうしてしまったのか・・・・。
エタニティによくあるオフィスラブではなく、学校が舞台というのは目新しく感じました。
当然話はハッピーエンドとなるわけですが、そこに至るまでの話はライバルありーの勘違いありーのと定番のコースです。
しかしさほどコテコテ感を感じることなく読むことができました。
ツッコミを入れて茶化すような箇所も特にありません。(笑)
作者の上手さでしょうか。
エピローグ的に添えられている「未来からのラブレター」もほんわかじわりと沁み入りました。
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2018年05月01日

「がんがん焼肉もりもりホルモン」今柊二

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誰もが好きな料理、焼肉。
いざ焼肉屋に行くとなると、他のジャンルの店とは明らかにテンションが違ったりします。
今の若い人たちはどうか知りませんが、私の世代では焼肉屋に行くとなるとそりゃもうイベントです。(笑)
といっても私が子供の頃は外食なんてほとんどなく、焼肉屋なんて未知の世界でしたけどね。
そのせいか、いまだに焼肉屋に行くとなると「おおぉ・・・・」なんて感慨に耽ったりします。
ま、それはともかく。
この本では著者が各地の焼肉屋を訪問しておられるのですが、まえがきにあるように『1串50円のモツから最も高くても1人あたり4000円~5000円までの予算で楽しく食べられるものに絞った』とあります。
『4000円を超えるのもレアケースです』と。
嬉しいじゃないですか。
高級な店に行っていい肉を食べたと自慢するのではなく、あくまで庶民的な店でいかに楽しむかと。
寿司でもそうなんですが、焼肉も、特にホルモンは庶民的な料理だったはずです。
なんでこんなに高級店が跋扈するようになってしまったのか。
そりゃ原価がそれなりだと言われりゃそうなんでしょうけど。
でもそれって素材に対する過剰なこだわりが招いた弊害だと思いますけどね。
そんな店は無視して、とにかく安くて美味しい店を食べ歩いたのがこの本です。
安くそれなりに美味しい店はやはり存在します。
うん、焼肉なんて高級店ではなく庶民的な店でガツガツ食べるのがふさわしい料理ですよね。
ラベル:グルメ本
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2018年02月20日

「まちがい食品学」河野友美

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食品学も時代によって変わってきます。
昔の常識が今では非常識になっていたり。
それはやはり食品が変化しているからです。
特に加工食品ですね。
この本ではいちばん最初の章で取り上げられています。
例えばハム。
水分が増え、加熱すると大幅に縮んでしまうとのこと。
パック入りのハムのパック内に水が溜まっていたりするのはそのせいだとか。
その他、冷凍エビは水浸しで解凍すべしだとか、トマトは缶詰のほうが栄養が高いだとか。
野菜では例えばタケノコ、これは産地で採れたてをすぐに食べるのがいちばんですが、そうでない場合、採れたてをすぐに瓶詰加工したもののほうが時間が経った生タケノコよりも美味しいのではないかということ。
なるほど一理ありますね。
新食品ではカニカマや人工イクラ、だしの素など。
その他栄養学やら最適な調理法やら衛生知識やら。
食品全般に関しての知識がみっちり詰まった一冊です。
といってもこの本、昭和57年の出版です。
なのでこれまた今からすればまちがっていたりして。(笑)
ラベル:グルメ本
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