2017年04月20日

「食と日本人の知恵」小泉武夫

CIMG3047.JPG
世界各国それぞれの国に料理があります。
そんな中でも日本の料理というのはほんとに優れているなと思います。
これは自国贔屓なのかもしれませんけども。
まず、はっきりと四季があるので食材に旬というものがあります。
日本人はこれをことさら意識してきました。
料理で旬を楽しむという粋があります。
山の幸が豊富ですし、四方を海に囲まれているので魚に関しては世界一ともいえるでしょう。
質のいい水にも恵まれています。
最近はなんで純粋な和食から皆離れていくんでしょうね。
昔ながらの日本の料理、こんな素晴らしいものはないのに。
純粋な和食といっても別に高級料亭で出されるような料理のことではありません。
旬の野菜、魚、それらを使った料理でいいんです。
春なら筍の炊いたんや菜の花のおひたしとか。
鰆が美味しい季節だなとか。
そういうのさえ忘れられそうな昨今です。
食品の発酵ということにかけても群を抜いています。
味噌、醤油、漬物、鰹節、鮓、納豆、酒・・・・。
これらはすべて発酵食品です。
それぞれの料理や調味料には感心するほど昔ながらの知恵が詰まっています。
この本はそんな日本人の食と知恵を紹介した一冊です。
外国の料理、ファストフードやインスタントもたまには結構。
ですが理にかなって体にもいい昔ながらの日本の食事をぜひもういちど見直したいものです。
ラベル:グルメ本
posted by たろちゃん at 01:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 『こ』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年11月21日

「発酵食品礼讃」小泉武夫

CIMG2962.JPG
発酵食品。
さてなにがあるかと考えますと、こりゃもう身近にいろいろあるんですね。
醤油、味噌、納豆、鰹節、漬物、酒、パン、バター、チーズ、ヨーグルト・・・・。
なんとも多種でしかも奥深い。
そんな発酵食品について存分に語られた一冊です。
しかし微生物を利用して食材を発酵させ食品にするなんて、いったい誰が考えたのか。
もちろん誰といって一人の人間が発見したわけではなく世界各地に発酵食品はあるわけで、昔の人が体験的に身につけた知恵なんでしょうね。
そして自然の不思議を感じます。
この本は新書のせいでしょうか、他の小泉氏の著作に比べるとやや硬い内容です。
ですがそのぶんしっかりと発酵食品について学ぶことができます。
ラベル:グルメ本
posted by たろちゃん at 01:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 『こ』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月05日

「人間はこんなものを食べてきた 小泉武夫の食文化ワンダーランド」小泉武夫

Cimg2845

衣食住という言葉がありますけども、いちばん大切なものはなにかといいますとやはり食なわけで。

衣も住もなくてもどうにかなります。

暖かい土地なら裸で暮らしている民族もいますしね。

それに暖を取るのに衣服はいりません。

ましてやスーツだのネクタイだのドレスだの、生きていくのになんら必要のないものです。

住もそう。

家なんてなくても生きていけます。

しかし食だけはどうにもなりません。

というわけで、人間がこの地球に誕生して以来、いったいどのようなものを食べてきたのか。

それがこの本の主題であります。

食文化という言葉があるように、人間にとって食は文化です。

動物にとっては食は文化ではありません。

歴史の中で人間は火を使うことを覚え、調理することを覚え、料理することを覚えたんですね。

そこが動物と違うところで、食を文化にしたわけです。

で、貴重な食文化を築き上げたわけですが、近代になってその食文化が音を立てて崩れ始めています。

インスタントやファストフードの跋扈ですね。

それはそれでいい。

それもまた食文化でありましょう。

しかし昔ながらの食を忘れ去ってしまってはだめでしょう。

日本ならばやはり米は食文化の中心となるべきものです。

しかし農業がどんどん衰退しています。

1996年には日本全国で医師国家試験に合格した人数よりも、農業に就労した人のほうが少ないといいます。

まったくアホな話で。

医者ばっかりそんなに増えてどうする。

人間が生きていくための肝心の食糧を作る人たちが減ってしまっては、病気を治す医者もなにもないでしょう。

どうにもこうにもそんな頭でっかちな国なんですね、日本は。

頭がでかすぎるとフラフラして倒れてしまいますよ、いずれ。

てなことをこの本を読んで思った次第です。

ラベル:グルメ本
posted by たろちゃん at 03:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 『こ』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年07月18日

「とことん! とんかつ道」今柊二

Cimg2812

定食評論家の著者がとんかつにこだわって食べ歩いた本です。

東京近辺を中心に、札幌や名古屋、大阪、ハワイまで。

「とんかつ和幸」などのとんかつチェーン店、「大戸屋」や「やよい軒」などの定食チェーン店もチェック。

バリエーションとして串かつ、カツカレー、カツサンド、かつ丼なども。

とんかつの歴史にもページを割いておられます。

タイトルどおりとことんとんかつにこだわった一冊です。

とんかつというのは無性に食べたくなるときがありますね。

これは揚げ物の求心力なのか肉の魔力なのか。

とんかつにどぼっとソースをかけちょっと辛子をつけたりなんかしてサクッと食いちぎり咀嚼し、追いかけるようにごはんを頬張る。

たまりませんね。

私は魚が好きですし肉よりも魚を心掛けていますが、無性に食べたくなるほどの求心力はありません。

とんかつ恐るべしです。

で、とんかつ屋の定食ってキャベツのおかわりが無料だったりして、これがまた嬉しい。

この本を読むと今すぐにとんかつが食べたくなります。

ラベル:グルメ本
posted by たろちゃん at 02:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 『こ』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年07月14日

「エデン」近藤史恵

Cimg2814

ロードレースの世界最高峰、ツール・ド・フランス。

パート・ピカルディというチームに所属する白石誓は唯一の日本人選手としてレースに挑みます。

しかしチームからスポンサーが撤退することになり、チームの解散も噂される状況です。

監督やチームメイトたちは翌年の身の振り方を考え、さまざまな駆け引きが生まれます。

友人となったライバルチームの若いエースには薬をやっているという黒い噂も浮上して。

そんな中、誓はどのように振る舞い、戦っていくのか・・・・。

「サクリファイス」の続編です。

今回はツール・ド・フランスという大きな舞台。

前作と同じく誓はチームのエースをアシストする立場です。

そこが話の展開にドラマを与えているんですね。

レース上の戦略もそうですし、チーム内での身の振り方もそう。

エースのミッコを勝たせてやることはできるのか。

自分自身の成績は。

翌年もこの“楽園”で戦うことはできるのか・・・・。

ロードレースの緊迫感溢れる描写と共に、そのようなさまざまなドラマも描かれています。

今回もやはり読み応えのあるいい作品でした。

ラベル:小説
posted by たろちゃん at 03:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 『こ』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする