2009年08月17日

「六枚のとんかつ」蘇部健一

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主人公は保険調査員。

会社の後輩や知り合いの推理作家と難事件をつぎつぎ解決する(?)という推理コメディです。

短編集ですが、なんともまあどれもこれもお粗末な小説ですね。

プロ作家の書いた作品とは思えません。

素人がネットで公開しているというのならともかく、本として出版されているとは・・・・。

中にはどうにか読めないでもない作品もありますが、それにしても・・・・。

ひまつぶしにさえならない内容でした。

ラベル:小説
posted by たろちゃん at 07:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 『そ』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月30日

「夫婦の情景」曽野綾子

約30編もの物語が納められている短編集です。
タイトルからわかる通り、さまざまな夫婦の物語が書かれています。
「小心」という作品。
主人公の夫は某省の真面目な役人。
毎晩お銚子2本をあけます。
主人公はそれを電子レンジで燗して出していたのですが、ある日夫は不機嫌になってゴルフから帰ってきます。
どうしたのかと訊くと「何でもない」との返事。
翌日、夫と一緒にゴルフに行った友人から聞いた話によると、ゴルフ仲間から「電子レンジなんて買うやつはバカだ」と言われたとのこと。
友人と会話しながら主人公は目に涙を浮かべます。
さて、この涙の意味は何なのかと私は考えました。
なぜ夫は不機嫌になったのか。
ゴルフ仲間の言葉を自分の為に電子レンジを買ってくれた妻に対しての侮辱と受け取ったのか。
それともそんなバカなものを買った妻に対して怒りを覚えたのか。
それに気付かずに甘んじていた自分を恥じたのか。
どう解釈するかによって涙の意味も違ってきます。
最後に納められている「鮭の上る川」も心に残る作品でした。
川を上ってくる鮭は必ず死ぬそうです。
そして必ず夫婦なんだとか。
愛し合った二匹が助け合い川を遡上し、雌が産卵する。
その間、雄は手助けし、守り続ける。
産卵してから数日間は二匹は卵の上に居続ける。
そして力尽きて死ぬのだそうです。
簡単に離婚し、子供を虐待死させる今の時代。
夫婦の愛、子供に対しての愛を、鮭から教わらなければならないのかと落ち込んでしまいました。

ラベル:小説
posted by たろちゃん at 20:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 『そ』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする