2019年10月22日

「ちばてつやが語る「ちばてつや」」ちばてつや

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いまや漫画界の巨匠であるちばてつや。
昭和20年に6歳で満州から引き揚げてきた頃からの人生を振り返り、いかにして漫画家になったのか、そしてデビューしてからのひとつひとつの作品に込められた思いやエピソードを語った自伝です。
ちばてつやといえば数々のヒット作で知られ、ずっと第一線で活躍してこられた漫画家さんですね。
「あしたのジョー」、「のたり松太郎」、「おれは鉄平」、「ハリスの旋風」・・・・。
ヒットに恵まれず消えていく漫画家がほとんどの中、これだけの大きな作品を何作も残すなんてすごいことなんですよね。
本書では順を追って当時に発表した作品を紹介しておられます。
なぜそのような作品を描こうと思ったのか、その時の状況はどうだったのか、どのような苦労があったのか。
制作秘話といいますか、作品を読んでいるだけではもちろん知ることのできない話が満載です。
弟のちばあきお、七三太朗といった人たちも登場します。
漫画に興味のある人ならば、ぜひ読んでいただきたい一冊ですね。
ラベル:漫画本
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2019年10月20日

「嘘つきLovers」知念みづき

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親友からある男を誘惑してほしいと頼まれた悠莉。
その男に復讐したいのだと。
引き受けた悠莉は成り行きでいきなりその男をホテルに誘ってしまいます。
ところが人違いだったことが判明。
相手の男を知っているという彼は、悠莉の誘惑に協力すると言い出して・・・・。
ちょっと無理やり話を作り過ぎなんじゃないでしょうか。(笑)
まず親友がそんな頼み事なんかしないでしょ普通。
復讐のため見ず知らずの男を誘惑してくれなんて。
その理由が最後に語られるのですが、また陳腐で。
復讐するにも別の方法があるだろと。
というか、そんなことで復讐を考えるなんてそもそも筋違いだろと。
悠莉という主人公も誘惑するくらいだからセックスくらいはしょうがないな、なんて貞操観念薄いし。(笑)
でも結局人違いで誘ってしまった彼とはめでたしめでたしになるという。
もう、ね・・・・。
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2018年12月15日

「パルプ」チャールズ・ブコウスキー 柴田元幸 訳

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私立探偵ニック・ビレーン。
いつも酒を飲んで競馬に入れあげ、ろくに仕事ができないのですがそれでも依頼は来ます。
妻の浮気調査だったり、いるのかいないのかよくわからない赤い雀を探してほしいという依頼だったり。
それだけならまだしも“死の貴婦人”という死神が出てくるかと思えば、地球を侵略するためにやってきた宇宙人の美女まで登場します・・・・。
いやもうめちゃくちゃです。(笑)
行き当たりばったりです。
普通こういうのは主人公が飲んだくれだなんだといってもここぞというときはビシッと締めるのですが、そんなのはまったくありません。
死の貴婦人に助けられたり宇宙人の美女に助けられたり。
主人公の刹那的で投げやりな生き方がまさしくストーリーにも表れているようです。
というか、めちゃくちゃな主人公を描くためのこのめちゃくちゃな話の展開なのか。
人生を達観したような世間を鼻で笑ったようなこの内容はさすがにブコウスキーというべきなんでしょうか。
ラベル:海外小説
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2018年07月14日

「男子厨房に愉しむ 50歳からの健康手料理」中央文庫編集部 編

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8人の料理人(丸元淑生、道場六三郎、檀太郎・晴子、村上信夫、山田宏巳、西川治陳建一)が手ほどきする料理入門書。
入門書というのとはちょっと違うか。
まあコンセプトはそういうことなんでしょう。
50歳から始めてみませんか、というような。
若い頃のようにジャンクな物を食べる年齢ではありませんし、ちゃんと体のことを考えた料理を自分で作って食べましょうと。
市販のお惣菜はそれはそれで便利ではありますが、やはり味がしつこい。
添加物もいろいろと入っていますしね。
手作りなら自分好みの味に仕上げられますし、添加物も避けることができます。
この本の内容はすべて80年代~90年代に書かれたものですが、ちゃんとした料理には古いも新しいもありません。
中では道場六三郎氏と檀太郎・晴子夫妻のレシピが実践的ですかね。
ラベル:グルメ本
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2017年06月01日

「神酒クリニックで乾杯を」知念実希人

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エリートコースを歩むはずだった外科医の九十九勝巳は医療事故で患者を死なせてしまいます。
職場を追われ、「神酒クリニック」という病院で働くことになったのですが。
そこは院長の神酒章一郎をはじめ抜群の腕を持つ医師たちがいるのですが、皆一癖も二癖もある者たちばかりです。
そして扱う患者はいわゆるVIPといわれる人たちで、世間に知られることなく経営されている病院です。
九十九はそんな病院でどのような仕事をこなしていくのか・・・・。
かなりラノベっぽいノリの作品ですね。
まず表紙のイラストもそうですし、なによりキャラクターが。
なんじゃこいつらといったような個性的で楽しい面々です。
皆医師であるものの、やっていることといったらまるで探偵のような。
まったく医療に関係のない事件に首を突っ込む神酒クリニックの連中、それに巻き込まれる主人公のあたふた感が笑えます。
作者は現役の医師ということで専門的な知識も披露されており、きっちりと医療的な設定も押さえておられます。
ミステリーとしましてはまあちょっと強引な部分もありますけども、それを言い出したら成り立ちませんしね。
どんでん返しも用意されており、そこはやられたなと。
やはりなんといってもキャラがいいですね。
楽しめました。
続編も出ていますので、ぜひ読みたいと思います。
ラベル:小説
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