2017年08月02日

「街のイマイチ君」綱島理友

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街にあるいろんなヘンなもの。
看板だったりポスターだったり。
チラシや商品のパッケージなんかもありますね。
そんなヘンなものを著者を始めとして読者からも募り、写真で紹介した一冊です。
まえがきにも書かれていますが、こういう類のネタといえば「VOW」ですよね。
別にこの本がパクリというわけではありません。
ただあちらのほうがメジャーというだけで。
ま、そういう意味では目新しい企画ではないのですが、しかしこういうネタはいつ見ても笑えます。
自分でも見つけてやろうなんて思ったりもするのですが、ありそうで意外と身近にないんですよねぇ。
なのでこういう本で楽しませてもらっています。
ラベル:エッセイ
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2017年06月07日

「すごい! 日本の食の底力 新しい料理人像を訪ねて」辻芳樹

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まず第一部では『地域を「愛する」力』として、食で活躍する日本の料理人たちを取材しておられます。
北海道で地域ならではの魅力を生かし、食文化をプロデュースする食ジャーナリストとシェフ。
東日本大震災後、より一層地元の生産者とのつながりを深め、地域と生産者を繋げるシェフ。
生産者と消費者を“かき混ぜ”て刺激を与えコミュニケーションを図るメディア誌編集長。
第二部では『日本を「再発見」する力』として、日本の食文化を世界に誇り見せる料理人たちを紹介。
フランスはリヨンで開かれた料理コンクールに出場した日本人シェフ、フランスで身に着けた技術を日本の四季と素材で生かすシェフなど。
第三部は『人と「繋がる」力』。
異業種の人たちが集まりシンポジウムを行い、地球規模で食を考えてみたり・・・・。
皆さん料理人だからといってただ料理だけを考えているわけではありません。
そのような狭い範囲だけで考える時代ではありませんしね。
未来の食糧事情や食文化、農業、地域、環境問題など、いまやガストロノミーはそこまで考えるべきでしょう。
日本の若い料理人たちが、力強く活動しておられるのを知ることができる一冊です。
ラベル:グルメ本
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2017年03月21日

「つかこうへいインタビュー 現代文学の無視できない10人」つかこうへい

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つかこうへい氏のインタビュー集です。
登場するのは、萩原健一、阿佐田哲也、小池一夫、島尾敏雄、長島(嶋)茂雄、高橋忠之、大竹しのぶ、井上ひさし、中上健次
タイトルでは10人なのに9人しかいませんね。
インタビュアーのつか氏を含めてということなのでしょう。
で、タイトルには「現代文学の無視できない」とありますが、この中で文学者といえば4人です。
なので“現代文学界において”ということではなく、“現代文学が”ということでよろしいのでしょうか。
それでもあまりピンときませんけどね。
しかし直接に文学とは関係なくとも、私的には興味ある人たちばかりです。
やはりそれぞれの第一線で活躍しておられる人たちの発言というのは重いですし。
ただ著者をはじめとして今は亡き人もいらっしゃいますので貴重な内容だとは思うのですが、だからどうなのという感も正直ありますね。
それはまず、この本の構成のせいではないかと思います。
単にインタビューを掲載しているだけです。
著者による『まえがき』も『あとがき』もありません。
総括でもあればぐっと締まったと思うんですけどね。
そしてやはりタイトルと人選の違和感でしょうか。
どうも中途半端な感が否めません。
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2016年06月18日

「全日本お瑣末探偵団 トホホ・・・コラム100連発!」綱島理友

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日常の中でふと気が付くこと。

発見だったり疑問だったり、ありふれた光景だったり。

そんな瑣末なことについて書かれたコラムが100本。

例えば終電車。

朝の通勤帯や昼間の電車と比べるとそのメンツは濃いです。

まずはやはり酒やニンニクの臭いをプンプンさせた酔っ払いですね。

そして香水臭い水商売女。

でも私は電車内でいかにもな水商売の女性って見たことないですけど。

そういう人たちってタクシー使うんじゃないですかね。

そして熟睡している人、イチャつくカップル・・・・。

そのような日常観察から子供時代のこと、ファッション、スポーツなどいろんなジャンルでネタを書いておられます。

いわゆる「あるある」ネタだったり昔懐かしのネタだったり、トマソン的ネタだったりですね。

なるほどふむふむと頷きつつ、クスッと笑える一冊です。

ラベル:エッセイ
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2016年03月22日

「寵児」津島佑子

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離婚し、ピアノ教室の雇われ講師で生計を立てている高子は36歳。

中学受験を控えた娘、夏野子と二人暮らしです。

しかし夏野子は高子に不満があるのか、受験勉強に専念したいという理由で高子の姉の家に居候しています。

高子の許に帰ってくるのは週に一度。

離婚してからもつねに男の存在があった高子ですが、そのような状況の中、現在付き合っている長田の子供を宿します・・・・。

いわゆるシングルマザーというやつですか。

しかしこの作品では女手で子供を育てている女性の社会的地位がどうのこうのという主張はありません。

母親であり女である高子のまるで子供のような内面の葛藤を描いています。

娘の夏野子に対しても自分の子供ではなくひとりの女として感情をむき出しにしてみたり。

ひたすら自分なんですね。

自分の感情の赴くままに生きようとしているように見えます。

ちょっと精神的に破綻をきたしているようにも私には思えたのですが。

まあそれほど自分の人生に一途ということなのかもしれません。

なんといっても人生の主人公は自分自身ですからねぇ。

ラベル:小説
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