2020年10月03日

「沖縄うまいもん図鑑」仲村清司

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タイトル通り沖縄の料理や食材を紹介した本です。
一般的には沖縄といえばゴーヤーでありゴーヤーチャンプルー、そして泡盛という程度の認識でしょうかね。
しかし当然他にもいろんな料理があり、内地にはない食材があったりします。
沖縄の食事情も含め、そんなこんなを紹介されているのが楽しい。
ただ巻頭に数ページカラー写真があるものの、本文中の写真はすべて白黒。
それがちょっと寂しい。
やはり料理や食材はカラーで見たいですね。
ラベル:グルメ本
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2020年08月23日

「宝塚読本」中本千晶

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タイトルは「ヅカドクホン」と読みます。
その割には著者はまえがきに「ヅカファン」と呼ばないでと書いておられます。
世間の人が使う「ヅカ」という言葉にはどこかバカにした響きが感じられるとか。
女が演じる男が好きだなんてレズではないのか、オペラや歌舞伎やバレエと違って女子供の芸ではないのか、日比谷の帝国ホテル周辺(東京宝塚劇場の前にある)に集まっている異様な集団の一員ではないのか。
そんな誤解があるのではないかと。
ちょっと被害妄想な気もしますが。(笑)
でもタカラヅカが世界にも類を見ない特殊な劇団であるのは確かですよね。
なのではまれば抜けられない魅力があろうことは私にもわかります。
そんなタカラヅカの魅力をこの本で説きたい、「タカラヅカ大好き!」と高らかに宣伝したい、というのが著者の野望だそうです。
内容としましては初心者にQ&Aで質問に答えるという形式です。
タカラヅカの魅力や見方、裏事情などをわかりやすく書いておられます。
私も舞台は観たことなくテレビで何度か観た程度。
ちょっと腰を据えて観てみたくなりましたね。
ラベル:エッセイ
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2020年06月16日

「それから」夏目漱石

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長井代助は三十歳になるかならないかの年齢。
しかし働きもせず、一軒家を与えられて父親から生活の援助を受け、毎日ぶらぶらと暮らしています。
ある日、平岡という友人が仕事で失敗をし、地元に帰ってきます。
平岡の妻三千世は、かつて代助が想いを寄せていた女性でしたが、平岡に譲ったのです。
そんな三千世との再会。
飄々と暮らしていた代助の生活がだんだんと思わぬほうに向かっていきます・・・・。
「三四郎」に続いて三部作といわれるうちの第二作です。
といってもこの三部作、話に直接のつながりはないんですけどね。
人の妻となった三千世との再会により、改めて自分の気持ちに気付いた代助。
平岡と三千世の結婚生活はほぼ破綻しています。
それがいっそう代助の気持ちをあおります。
父親から勧められる結婚話を断り続け、代助は平岡から三千世を譲ってもらう決心をするのですが。
しかしこの時代は今と違って人の妻と恋愛するなどもってのほか。
代助の父親や兄も代助と縁を切ることにします。
いままで職も持たず親からの援助でぶらぶらと生活してきた代助ですが、その援助が切られるわけです。
そんな自分にいったい何ができるのか。
しかし平岡に三千世を貰う話もし、三千世もまたそのつもりでいます。
生活力のない代助は崖っぷちに立たされ、焦燥感にかられます。
最後のほうの代助の心理描写など、ほとんど錯乱状態ですね。
狂気です。
でもこれ、ものすごく単純にバカな話で、30歳にもなって定職も持たず親の脛をかじってる男が親から切り捨てられて目の前が真っ暗になるという。
いや、作中の描写としては世界中が真っ赤になるんですけどね。
そんな男がいっちょまえに友人の妻を奪うなどという噴飯ものな話です。
理屈だけは一人前で結局は社会人としてなんの能力もない男です。
ええ歳こいて働けよ、と。(笑)
まあ代助のそんな生活も彼なりのポリシーがあってのことなんですけども。
でもそんなの生活という現実の前では屁のツッパリにもなりません。
タイトルの「それから」はまさしく代助のそれからはどうなるの、といったところ。
悲劇ともいえますし喜劇ともいえます。
ラベル:小説
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2020年05月11日

「紀伊物語」中上健次

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大島から路地にやってきた道子。
道子の母静子もこの土地で淫乱な女として忌まわれていました。
複雑な血の繋がりがあるこの路地。
そんな土地で道子はなにをしようというのか・・・・。
これね、あらすじを書きようがない。(笑)
「大島」と「聖餐」という2編なんですが、ひとつの長編として読んでもいいでしょう。
思ったのは、道子の変貌ぶり。
「大島」で処女だった道子がなんで「聖餐」でこんなヤリマンになるの?
わけわかんないです。
路地でバンドを組み、半蔵二世が歌う「マザー、マザー、死のれ、死のれ」という歌。
これが路地の終焉に重なります。
中上の作品でお馴染みのオリュウノオバも出てくるのですが、作中で死去します。
まさに路地の終焉なんですよね。
で、「どうだったの?」と問われると、「どうだったんでしょうね」としか私には答えられません。
この作品で中上はこのようなことを主張していたのだ、なんてこと私にはわかりません。
しかし読後感はずっしりときました。
中上健次の小説って、私にとってはすごく重い。
大げさと思われるかもしれませんが、「よっしゃ、読むぞ!」と気合を入れて読まなければならないんですよ。
軽い気持ちで読める小説じゃないんですね。
なので読んだ後は脱力感があります。(笑)
これ、文学の力でしょうか。
この「紀伊物語」、中上作品のなかではもひとつ主流ではないなと思うのですが、しかしベッタリと路地を描いておられるのは貴重かなと思います。
ラベル:小説
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2020年02月01日

「何がどうして」ナンシー関

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シリーズ第6弾。
内容につきましてはいつものようにいろんな著名人の言動を取り上げておられます。
ただ読んでいて、版画の似顔絵にしろ内容にしろ、ちょっと弱いんじゃないかなと感じました。
似顔絵がいまいち似ていない。
コメントもなんだか逃げ腰っぽい。
これは読者の私が勝手に思ったことかもしれません。
ですが、これまでにそんなことを感じなかったのに、これには感じてしまったんですよね。
ちょっと不調の時期だったのでしょうか。
ラベル:エッセイ
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