2020年02月01日

「何がどうして」ナンシー関

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シリーズ第6弾。
内容につきましてはいつものようにいろんな著名人の言動を取り上げておられます。
ただ読んでいて、版画の似顔絵にしろ内容にしろ、ちょっと弱いんじゃないかなと感じました。
似顔絵がいまいち似ていない。
コメントもなんだか逃げ腰っぽい。
これは読者の私が勝手に思ったことかもしれません。
ですが、これまでにそんなことを感じなかったのに、これには感じてしまったんですよね。
ちょっと不調の時期だったのでしょうか。
ラベル:エッセイ
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2020年01月10日

「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」七月隆文

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京都に住む大学生の南山高寿は、電車の中で女の子に一目惚れしてしまいます。
思い切って声を掛け、付き合ってもらえることに。
彼女の名前は福寿愛美。
高寿は何度かデートして会話した中に、どうも腑に落ちない愛美の言葉に気付きます。
なぜか知るはずのないことを知っている。
実は彼女は別の世界からやって来て、この世界とは時間を逆に進む世界の女性でした・・・・。
ちょっと話がややこしいです。(笑)
彼の時間は未来へと進み、彼女の時間は過去へと進む。
そのすれ違いの期間を描いています。
普通、恋愛して付き合うとなると、二人で時間的に同じベクトルを向いて一緒に思い出を築き上げていきます。
一緒に歳を重ねていきます。
でもこの場合、どんどん遠ざかっていくのですね。
電車がすれ違うように。
そのすれ違っている時間が彼らのすべてなんです。
これはせつないですね。
やり切れません。
しかし二人は目一杯その時間を大切に過ごします。
現実離れした設定ではあります。
ですが、愛する人との今この時間。
それがどれだけ貴重で、その瞬間しか体験できないものであることか。
考えさせられる作品でした。
ラベル:小説
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2019年07月08日

「弱法師」中山可穂

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中編3編収録の作品集です。
どれも能をモチーフにしているとのこと。
脳に腫瘍のある子供とその母親を愛し、エリートの道を捨ててまで二人に尽くした医師。(弱法師)
愛する女性編集者のためにひたすら命を削って小説を書き続けた青年作家。(卒塔婆小町)
父と母と叔母の不思議な関係に戸惑いつつも心を熱くする高校生の少女。(浮舟)
中山可穂といえば女性同士の激しい恋愛を書き続けてきた作家さんですが、この作品集はちょっとベクトルが違います。
といっても、どれも熱く激しい恋愛であることには変わりないのですが。
叶わぬ思い、愛する人の死、それらのテーマが濃密に描かれています。
電車の中で読んでいて思わず涙をこぼしてしまったほど。
寡作な作家さんですが、そりゃこのテンションの作品をほいほいと書けるものではないでしょう。
それぞれの作品がまさに渾身の一作といえます。
ラベル:小説
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2019年06月28日

「片想い」中島みゆき

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ミュージシャン中島みゆきの対談集です。
表紙の写真を見ましたら、みゆき姐さん若いですねぇ。(笑)
出版は昭和62年。
今から30年以上前で、中島みゆきはデビューして12年です。
今や大御所ですが、このころはまだ初々しかった。
といってもすでにベテランの風格ありですけどね。
さて、対談相手のお名前を列挙しましょうか。
所ジョージ、根津甚八、勝新太郎、吉行淳之介、高橋三千綱村上龍、松任谷由実、桃井かおり、河島英五、岩城宏之、村松友視
糸井重里、春風亭小朝との萬流コピー塾もあります。
これはオールナイトニッポンの収録です。
対談はミュージシャンに限らず文壇からも何人か。
俳優では勝新太郎なんてのも異色な対談という気がします。
どの人たちも著者の不思議な魅力にメロメロといった感じです。
この本の面白いところはただ対談を収めているだけではなく、いろんな人がコラムのような形でコメントを寄せておられるんですよね。
それは例えばマンガ家の秋元治であったり、柴門ふみであったり、映画監督の山本晋也であったり、ジャーナリストの筑紫哲也であったり。
著者が幅広い人たちに支持され、交友の広さもうかがえます。
デビューしてもう45年ほどになりますか。
いまだに第一線のミュージシャンですもんね。
すごい人だなぁ。
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2019年05月13日

「本は10冊同時に読め!」成毛眞

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最近は本が売れないと言われています。
つまりそれだけ皆が本を読まなくなったということで。
読む読まないはその人の自由ですが、やはり読んだほうがいいとは思いますね。
著者は「本を読まない人はサルである」と言い切っておられます。
しかも本を読まないと低所得階級の人間になるとか。(笑)
同時進行でいろんなジャンルの本を何冊も読めというのはわかりますけどね。
私もさすがに10冊は無理ですが、だいたい3冊を同時進行で読んでいます。
でもこの著者に言わせればどうでもいい本ということになるんでしょうけど。
とにかくこの人、ボロクソに上から目線です。(笑)
ご自身が興味ある本は支配階級が読むいい本、そうでないのは労働者が読むよくない本ということらしいです。
明治・大正時代の文豪の小説なんかボロクソです。
かなり我が強いといいますかヘンコといいますか。
もし周りに本嫌いの人がいたら足を引っ張られるだけなので付き合わないほうがいいそうです。
ま、たしかにこの人にはあまり近寄らず遠くから眺めているほうがよさそうですね。(笑)
ラベル:本・書店
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