2019年05月13日

「本は10冊同時に読め!」成毛眞

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最近は本が売れないと言われています。
つまりそれだけ皆が本を読まなくなったということで。
読む読まないはその人の自由ですが、やはり読んだほうがいいとは思いますね。
著者は「本を読まない人はサルである」と言い切っておられます。
しかも本を読まないと低所得階級の人間になるとか。(笑)
同時進行でいろんなジャンルの本を何冊も読めというのはわかりますけどね。
私もさすがに10冊は無理ですが、だいたい3冊を同時進行で読んでいます。
でもこの著者に言わせればどうでもいい本ということになるんでしょうけど。
とにかくこの人、ボロクソに上から目線です。(笑)
ご自身が興味ある本は支配階級が読むいい本、そうでないのは労働者が読むよくない本ということらしいです。
明治・大正時代の文豪の小説なんかボロクソです。
かなり我が強いといいますかヘンコといいますか。
もし周りに本嫌いの人がいたら足を引っ張られるだけなので付き合わないほうがいいそうです。
ま、たしかにこの人にはあまり近寄らず遠くから眺めているほうがよさそうですね。(笑)
ラベル:本・書店
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2019年05月11日

「マンガはなぜ面白いのか その表現と文法」夏目房之介

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著者がNHKの番組と大学でマンガについて講義したものを収録した一冊です。
マンガ評論なわけですが、他のマンガ評論家と大きく違うところは絵について非常に細かく分析しておられるところでしょう。
ハード(絵)とソフト(物語)に分けるとすれば、ハード面からの分析です。
眉毛の描き方、目の描き方、コマの割り方、トーンの貼り方、オノマトペ、そして線そのものについて。
Gペンならこう、丸ペンならこう、と。
もちろんそれらが総合的に状況や心理を描写しているわけで、やはりマンガを語るならハード(絵)を語らないわけにはいかないんですよね。
それは大ざっぱに絵柄がどうこうというレベルではなく。
特に著者は線へのこだわりがすごい。
これはやはり自身もマンガを描いておられるゆえでしょう。
実際に模写して見せてその違いを提示されたりします。
他の著書では顔の輪郭線の微妙な震えまで指摘しておられますしね。
10年ほど前にBS2で「マンガ夜話」という番組がありました。
著者はこれに出演しておられまして、いろんなマンガについての分析をしておられます。
私はリアルタイムではなく(BSなんて観られる環境ではありませんでした。今もですが)、ネットで観ているんですけども。
いしかわじゅん氏岡田斗司夫氏と共にいろんなマンガ作品を批評しておられます。
これ、マンガ好きを自負する方がもしご存じないならぜひ観てください。
ユーチューブでわんさと観れます。(笑)
なにげなく読んでいたマンガの表現に、こんな意味が込められていたのか、ここまで読み込むのかあなたたちは、といった目からウロコなやりとりが満載です。
いや、ほんとマンガは奥が深いです。
映画や小説と比べてもなんら遜色がないジャンルですね。
といいつつ、私はもう何年もマンガから遠ざかっているのですが・・・・。
ラベル:漫画本
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2019年04月09日

「おもしろメニュー二万年」永山久夫

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今から二万年前。
我々日本人の先祖たちはなにを食べていたのか。
ナウマン象を食べ、昆虫を食べ、山菜、ヘビ、カエル、などなど、あらゆるものを食べる雑食人種だったそうです。
そして縄文時代、弥生時代、奈良時代と進んでいきます。
平安時代になると食べ物の種類も増え、料理法も向上。
それでも農民たちの常食は雑穀に雑菜などを炊きこんだ粗末なもので、米などめったに食べられなかったようですね。
現在は1日3食が普通になっていますが、昔は朝と夕の2食。
3食になったのは元禄時代だといいます。
経済成長や照明器具の発達により仕事の時間が長くなったり夜更かししたりでお腹も空きますし、徐々に3食になっていったとか。
それでも現在に比べたら粗食です。
時代が飛んで現代になりますと、なんとまあ食べ物の溢れかえっていることか。
余り過ぎて廃棄までしています。
飽食の時代なんていいますが、日本の食料自給率は30パーセント台。
先進国では最低です。
食料を自給できないような国が大量の食料を廃棄しているなんて正気の沙汰ではないですよね。
この本を読みますと日本人の食の歴史というのはほんとに質素なものだったということがわかります。
なので成人病などとは無縁でした。
逆に栄養失調はありましたけどね。(笑)
著者は『三里四方の野菜』を提案しておられます。
自分の住む三里四方の“野菜”を食べていれば病気にもならず長生きできると古くから言われていることです。
“野菜”といっても海や川、山で採れた肉や魚も含みます。
そして地野菜、庭で飼っている鶏の卵、自家製の味噌など。
それらの食文化があって日本は長寿の国となりました。
しかし現代には無理な話です。
ですができるだけ食品添加物の入った食品は避ける、漂白したような見た目だけ綺麗な野菜は避けるなど、現代なりの手はあります。
少しでも心掛けたいものです。
ラベル:グルメ本
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2019年04月03日

「ホンのひととき 終らない読書」中江有里

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読書好きで知られる女優の中江有里による読書エッセイ&書評集です。
第一章はエッセイ。
毎日新聞の生活欄に連載していたのを収録しています。
子供の頃の本との出会いとか近況など。
第二章は読書日記。
これはエッセイであり書評でもあります。
そして第三章が書評。
読書好きにとって本に関するエッセイや読書日記、書評を読むのはとても楽しいものです。
こういうので新しい作家や本と出会ったということが何度もあります。
こんな本も読んでおられるのか、と感心することが多いですね。
自分の幅が非常に狭いですから。
既読の本の紹介にしても、なるほどそういうことだったのかと気付かされたり。
この本も今後の読書の参考にさせていただこうと思います。
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2019年03月24日

「やくざと芸能界」なべおさみ

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著者の幼少の頃からの経歴を綴りつつ、いろんなやくざと知り合い交友を持ち、そして芸能界に進んだ半生が書かれています。
花形敬なんてとんでもない人とも接点があったそうです。
それにしてもタイトルが「やくざと芸能界」って。
ミもフタもありませんがな。(笑)
著者はこの本を出したおかげで出演予定だったNHKの時代劇が出演不可となったとか。
そりゃまあそうでしょう。
現在はやくざと繋がりのある芸能人はとことん排除の姿勢ですから。
そのために活動自粛や廃業に追い込まれた人もいますもんね。
でもこの本によりますと、元々はやくざも芸能人もルーツは同じというようなことが書かれています。
大昔の話、畑で収穫したり山で猟をしたりしていましたが、そういうことに興味を持たない人間が現れてくると。
そのような人たちが土器を作ったり衣料を作ったりといった生産的ことに従事してくれればまだいいのですが、絵を描いたり歌ったり踊ったりが得意ではなんの役にも立たない。
つまりアウトローです。
それでも生きていく上で何かをしなければならない。
というわけで自分の得意な芸をなんとか生業にしたのが芸人(芸能人)です。
太鼓を叩いたり、笛を吹いたり、歌ったり、踊ったり。
それら売り物がない人たちはどうしたか。
男を売りました。
男伊達を売ったのがやくざです。
なので芸人や水商売の人たちがトラブルを避けたり解決したりするためにやくざを後ろ盾にする。
そういう流れがあったわけです。
しかし現在はそんなの公には認められませんよね。
なぜかといいますと“現在のそれらの人たち”は著者のいう“やくざ”ではなく“暴力団”や“チンピラ”だからではないでしょうか。
著者が出会ってこられた男気のある“やくざ”ならいいのですが、理不尽な因縁をつけたり庶民を脅かすだけの“チンピラ”ならお断りでしょう。
ま、それはそれとしまして、よくまあ書かれたと思います。
ただ文章にしろ構成にしろ思いつくままに書かれた感がありまして、ちょっと乱雑かなと。
そのあたりもっと内容を絞ってすっきりしていただければよかったのにと思いました。
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