2018年02月04日

「藤子・F・不二雄のまんが技法」藤子・F・不二雄

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タイトルからわかるようにマンガをどのようにして描くのかという本です。
といいましても、内容はハード面よりもソフト面についてといったほうがいいですかね。
例えば絵についてもデッサンがどうとかパースがどうとかといったようなことは書かれていません。
効果線がどう、スクリーントーンがどうとかもありません。
キャラの作り方、絵の見せ方、ストーリーを作るには?、といったところです。
まあ演出面といいますか。
でもマンガで大切なのはむしろそちらのほうです。
絵の上手い人はいくらでもいます。
現在活躍しているプロよりも上手い人が。
じゃあなぜそれらの人たちがプロになれないのか。
魅力あるキャラが作れない、話が作れないからなんですね。
藤子先生、さすがにその辺のことをよくわかっていらっしゃるからこそこのような内容なんだと思います。
たっぷりとドラえもんのページを抜粋し、具体的にわかりやすく解説された楽しく学べる入門書です。
ラベル:漫画本
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2018年01月09日

「侠飯2 ホット&スパイシー篇」福澤徹三

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シリーズ第2弾。
真鍋順平は情報サービスや通信教育の大手として知られている会社に勤めています。
肩書きはウェブデザイナー。
ところが突如『人材支援部』という名ばかりの雑用部署へ移動を命じられます。
つまり会社から追い出すための左遷です。
辞めるべきか意地でもしがみつくべきか。
悩む順平ですが、ある日会社の裏にランチワゴンを見つけます。
どう見ても堅気には見えない男2人が経営する店ですが、これがやけに美味い。
そう、料理を作っているのはあの柳刃でした・・・・。
なるほど今回はこういう設定できましたか。
ランチワゴン。
サブタイトルにもあるように毎回スパイス料理が登場します。
前作は料理を紹介しつつ主人公の就活と成長を描いていましたが、今回はリストラです。
柳刃が労基法のウンチクを語りつつ主人公たちにいろいろとアドバイスを与えます。
落ち込みから立ち上がり、これからの生活に希望を持つ主人公たち。
このあたりは同パターンですね。
シリーズはまだ続いているようですが、さてどこまでマンネリにならずにいけるでしょうか。
懸念はあるものの、ぜひ読んでいきたいと思います。
ラベル:グルメ本 小説
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2017年12月14日

「手のひらの音符」藤岡陽子

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瀬尾水樹は服飾メーカーのデザイナー。
29歳で途中入社して16年勤めてきましたが、会社が服飾業界から撤退するといいます。
愕然とする水樹。
このまま会社に残っても服飾デザイナーとしてのキャリアしかない自分は必要とされないだろう。
転職するべきなのか。
そんなとき、落ち込んでいる水樹のもとに高校の同級生だった堂林憲吾から電話があります。
恩師である上田遠子先生が入院したと。
帰省する水樹の記憶は子供の頃に遡ります・・・・。
現在の話をメインに、いや、過去の話をメインに現在の話が語られるといったほうがいいでしょう。
家族ぐるみで付き合っていた3兄弟のこと、デザイナーという進路に向かわせてくれた遠子先生のこと、そして恋心を抱いていた3兄弟の同い年だった信也のこと。
その信也は現在音信不通です。
信也はいま・・・・。
仕事、家族や友人、恩師との絆、別れや再会、さまざまなテーマを描きつつ、これからの新しい人生に光が射していく物語です。
派手ではありませんが力強さがあります。
タイトルが内容とちょっと遠い気がしますけど、過去の何気ないシーンが切り取ったように強く印象に残っていることがあったりしますしね。
そんな感じなのかなと。
じんわりと心が温まるいい作品でした。
ラベル:小説
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2017年09月13日

「誰も知らなかった インド人の頭ん中」冬野花

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国が違えば当然文化も違うわけで。
人々の日々の暮らしもまったく異なったものとなります。
そんな中でも我々日本人にとってインドという国はその最たるものかもしれませんね。
いや、私は行ったことないのですが、この本を読みますと。
まあ数々のエピソードがあること。
そのひとつひとつを紹介していてはきりがないのですが、基本的には時間にルーズで何事にもいい加減といったところでしょうか。
あくまで日本人の感覚を基準にしてですけども。
読んでいてなんだかコメディのようなのですが、でもあちらの人にとってはごく普通のことなんですよね。
けっしてふざけているわけではない。
でも普通電車の中で料理なんてしませんよねぇ。
仕事に対してのプロ意識もまるでないようで。
たぶん私のような時間厳守でイラチ(関西弁でせっかちのこと)、仕事に対してきっちりとした結果を求める、公共の場での常識を求める、といった人間がこの国に行くと気が狂うと思います。(笑)
この本の著者はインドに在住し、パートナーもインド人。
なんだかんだいいつつもインドが肌に合うんでしょうね。
著者のインドという国や人々に対しての愛着がジュワジュワッと伝わってきます。
たしかに読んでいますとイラつくものの(笑)、憎めないんですよねぇ、インドの人々。
いっそのことこのような日常に身を浸し、日本の息苦しい異常な日々を洗い流して開放された生活をしたいなんて思ったりもします。
時間に追われ、仕事に追われ、隙のない結果を求められ、こんなのもう勘弁してくれよと。
インドの人たちのようにマイペースな日々を送れたら。
もちろんそのようにチラッと思うだけで、私には無理ですけどね。
どこに行っても楽園なんてないでしょうし。
でもこの本を読んでいる限り、頭の中はパラダイスです。(笑)
ラベル:エッセイ
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2017年07月15日

「天才 創造のパトグラフィー」福島章

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天才と呼ばれる人物は歴史上いろいろいました。
モーツァルト、ダ・ヴィンチ、アインシュタイン・・・・。
それら天才の生まれた環境、過ごしてきた人生とはいったいどのようなものだったのか。
精神医学の立場から歴史に名を残す天才たちを考察します・・・・。
私は自分が凡人のせいか、天才と呼ばれる人たちには興味があります。
憧れといっていいかもしれません。
それらの人たちの活躍には大いなる敬意を持ちます。
さて、天才たちを精神分析で当てはめますと、やはりそこには『狂気』とか『分裂気質』といった症状が見受けられるようです。
正気と狂気のあいだ、こういうあたりから創造のインスピレーションが沸いてくるのでしょうか。
もちろんそんな簡単な理屈ではないでしょうけども。
歴史上の天才には早熟な人もいますし晩成な人もいます。
どちらかというと早熟な人が多い気がしますけどね。
天才というのはやはり先天的なものなのか、家庭環境などに影響される後天的な要素もあるのか。
興味が尽きません。
むやみやたらと天才という言葉を使いがちですが、本当の天才というのはそうそう存在するものではありません。
もし家庭やその他の生活環境が影響するのだとしたら、これからの時代、どんどん天才の出現が減っていくのではないかと思っているのですが・・・・。
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