2017年05月26日

「実録 ケンカの鉄人 知られざる喧嘩師列伝」フルコンタクトKARATE別冊 格闘王2

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7人の喧嘩師たちへのインタビュー集です。
真樹日佐夫、西村政志、山田侃、賀川雅好、田中昌彦、林悦道、安田英治。
すべての名前を知っておられる人は相当なマニアでしょう。
それぞれが若いころの武勇伝を語っておられるわけですが、いかつい人もいればそこらのおっちゃんという感じの人もいます。
やはり皆さん空手などの格闘技をやっておられるんですね。
空手をやっているから喧嘩が強いというよりも、そのような人だからやはりそっち方面の道に進むんでしょうか。
ま、このような人たちの話を聞く分には楽しめますが、実際にそういう場面を目の当たりにすると震えあがってしまうでしょうね。
決して敵にしたくはありません。(笑)
誰とも喧嘩はしたくないですけどね。
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2017年03月05日

「三屋清左衛門残日録」藤沢周平

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用人の職をしりぞいて隠居し、惣領又四郎に家督を相続した三屋清左衛門。
本来なら役料を取り上げられ今の屋敷も出なければならないのですが、藩主の好意で出るにおよばずとなり、隠居部屋までも普請してもらいました。
そんな中で悠々自適の暮らしをしたいと思っていた清左衛門ですが、襲ってきたのは世間から隔絶されてしまったような自閉的な感情でした。
そのような気分を振り払うため、経書を読み直し、昔の道場で型を稽古し、釣りにも出かけ、いろいろやってみようと思っていたところ、友人で町奉行の佐伯が訪れます。
佐伯はいろんな話を持ち込んで清左衛門の協力を仰ぎます。
また、藩のためにいろいろと動くこともあり、隠居ながらもなんだかんだと清左衛門は“働く”ことになります・・・・。
連作短編集。
タイトルに残日録とありますが、日記形式ではありません。
まず最初に仕事を引退した男の空疎感、寂寥感が示されるわけですが、これはまあ現代のサラリーマン(に限らずですが)にも当てはまるわけですね。
よく定年退職した人が心にぽっかり穴が開いてしまい、毎日なにをして過ごせばいいのかわからないなどという話を聞きます。
私など働くのが大嫌いな人間ですから、三年寝太郎どころか十年寝太郎でも平気ですけどね。(笑)
毎日のやりがいを失う虚しさ、世間から存在を忘れられてしまうという疎外感を恐れる人は多いようで。
この作品の主人公は隠居しながらもなんだかんだと大きな仕事をこなしたりしています。
そのあたり定年後やりがいを失う人たちの理想といえるかもしれません。
引退しても自分が必要とされているという。
話自体はさほど派手ではありません。
ですがじわりと染み入る味わいがあります。
このあたりの読み心地はやはり藤沢周平ですかね。
シリーズでもう何冊か読みたいと思いましたが、残念ながらこれ一冊のようで。
ま、腹八分目で箸を置くほうがいいのかもしれません。(笑)
ラベル:時代小説
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2016年06月06日

「侠飯」福澤徹三

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タイトルは「おとこめし」と読みます。

就職活動が全滅状態の大学生、若水良太。

ある夜のこと、帰宅すると良太の住むマンションの前で3人対2人のヤクザ同士の銃撃戦に巻き込まれます。

敵と勘違いされ撃たれる寸前に助けてくれたのが2人組のひとり、組長の柳刃竜一です。

命を助けてもらったのはいいのですが、柳刃とその子分である火野が良太のマンションに居座ってしまいます。

意外なことに柳刃はきれい好きで料理が得意。

散らかり放題だった部屋をきれいに片付け、冷蔵庫やら炊飯器やらフライバンやらを勝手に新しいものに取替え、毎日いろんな食材や調味料をネットで取り寄せ、せっせと朝晩料理を作ります。

食費も浮くし料理は美味しいのでそれはありがたいのですが、友達が家に来るのを拒否し続けて怪しまれるし、これが警察に見つかれば犯人蔵匿罪になってしまいます。

いったい男たちはいつまでマンションに居座り続けるのか悩む良太ですが・・・・。

ここ最近ずいぶんとグルメ小説が増えてきましたね。

このジャンルではようやくマンガに追いついてきたかなという感じです。

料理好きなヤクザというミスマッチな設定で読ませるこの作品。

まず目次を見ますとそれぞれの章のタイトルが興味をそそります。

「オイルサーディンとカマボコとリンゴとネギでなにを作るか」、「チャーハンはパラパラじゃないほうが旨い」、「ゴミ袋とレンジで作る刑務所の飯」、「ステーキはA5ランクよりスーパーの特売品」などなど。

内容を読んでみますとタイトルから期待するほどのものではないんですけどね。(笑)

ヤクザがずっと学生のマンションに居座り続けるという設定は説得力なく非現実的ですが、コメディ小説として読めばまあそんな設定も許容されるでしょう。

料理を柱にしつつ良太の就活と成長を描いた小説でもあります。

最後は意外な展開であり、ちょっとほろっとさせられました。

ラベル:グルメ本 小説
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2016年05月29日

「核と女を愛した将軍様 金正日の料理人「最後の極秘メモ」」藤本健二

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「金正日の料理人」が話題になった著者。

都合13年間を金正日の元で料理人として過ごしてきました。

なので日本人としては誰よりもファミリーのことをよく知っています。

金正日のあと最高指導者の地位を継ぐのは長男の正男か次男の正哲ではないかといわれていた中、著者は一貫して三男の正恩であると主張し続けてきました。

当時三男の存在はほとんど知られておらず著者の経歴も眉唾扱いされたりしたようですが、現実に正恩が後継者指名されることにより俄然注目を浴びることになります。

この本でも金正日や周りの内情についてかなりな事まで書かれています。

正日の食についてははもちろん、妻のこと、子供たちのこと、愛人のこと。

偽造パスポートや偽札造り、核シェルターの存在など、そんなことまで書いていいのかと。

他人事ながら心配になります。

北朝鮮時代は常に言動が監視され、軟禁状態になったことも。

2012年には子供の頃から遊び相手だった金正恩から招待を受け、11年ぶりに訪朝しておられます。

今後日本人でここまでファミリーに身近に接することができる人が現れるとも思えませんので、貴重な存在ではありますね。

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2016年01月08日

「やっぱりだらしな日記+だらしなマンション購入記」藤田香織

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「だらしな日記 食事と体脂肪と読書の因果関係を考察する」の続編です。

日々の出来事、食事、体脂肪、読書を綴っておられます。

相変わらずのだらしなぶりですね。

といっても実はそうでもなかったり。

なんだかんだ女性一人自分で稼いで生活しておられるわけですから、たいしたものです。

不安定な自由業ですし。

いい歳して親のスネをかじり、ファッションだ旅行だグルメだと生活の苦労をしらない人も多いですから。

後半ではマンションまで購入しておられます。

ただデブというのがどうしてもだらしない生活を連想させてしまう。(笑)

書評家という自由業ですから不規則な生活にはなるでしょうね。

といっても何日も風呂に入らないとかトイレのあと手を洗わないとかいうのはちょっとどうかと。

誰に迷惑かけているわけでもないのですが。

このあたりの女の捨てっぷりに関しては、自分の周りにいれば嫌ですけども他人事としては面白い。

でも食事なんか見てみますと外食も多いですけど自炊ではけっこう手をかけておられます。

食べることに関してはやはりマメなようです。(笑)

後半の「だらしなマンション購入記」は現在マンション購入を考えておられる人の参考になりそう。

最初に見て気に入ったマンションを契約したものの、その後いろんなモデルルームを見学してみるともっといい条件の物件が続々と。

安い買い物ではないだけにこれはたまりませんね。

マンション販売会社の営業とのやり取りや引越し業者とのやり取りも面白い。

巻末には断食合宿の章もあります。

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