2015年03月04日

「悪趣味の本」別冊宝島編集部 編

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なにをもって悪趣味というのか。

大方の人が顔をしかめるようなことですかね。

でもそんな世界にもやはり人はいるわけで。

この本ではさまざまな悪趣味を取り上げています。

なんと最初に悪趣味として紹介されているのが蛭子能収氏。

漫画家でありタレントでもあり、年収は1億円を超えるといわれています。

同じく漫画家の根本敬氏によれば、彼の存在そのものが悪趣味であると。(笑)

現在の倫理において昔のように小人や奇形児を見世物にするわけにはいかないので、代わりにあの変なおっさんを出しているのだと。

たしかに彼の言動はぶっ飛んでおり、常軌を逸しています。(このあたりのエピソードはネットで検索しても出てきます)

この本によると関わった人も多数死んでいるようです。

その他登場する人物としては、佐川一政とか小人プロレスの人とか。

ジャンルでいえば、ホモ、ちょんの間、寄生虫、エログロ、などなど・・・・。

常識人を自認する人たちはそれらに顔をしかめるかもしれませんが、でもその世界を真剣に研究したりそれを職業にして生活している人もいるわけで。

しかしこのようなジャンルにこそ人間の本音といいますか正体といいますか真理といいますか。

そういうのが生々しく垣間見えるのですね。

誰もが自分の中に悪趣味の一つや二つ抱えているんじゃないでしょうか。

posted by たろちゃん at 03:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 『へ』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年01月27日

「決定版ガイド この文庫がすごい!」別冊宝島編集部編

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いろんなジャンルの文庫本を取り上げ、ベストを選出するという企画です。

ただし出版されたのが2000年。

もう15年前の内容ですが。

しかし読者としてはいまだ参考になります。

まだまだ読んでいない本が多すぎて、このような企画で知って興味をそそられる本もありますし。

次々と出版される新刊を追うのもいいですが、過去に評価された小説もいろいろと読んでおきませんとね。

やはりある程度そういう読書の蓄積があって現在の小説はどうなのかと。

楽しみ方の幅も広がると思います。

この本では各ジャンルにおいて書評家たちが対談形式で自分の薦める本を紹介しておられます。

ご丁寧に官能小説までフォローしてるのがいい。

現在私の部屋には未読の本が何百冊と積みあがっているわけですが、こういうのを読むとますます積ん読が増えそうです。(笑)

積ん読の一部 ↓

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ラベル:書評・作家
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2013年03月19日

「朗読者」ベルンハルト・シュリンク

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15歳の少年ミヒャエルが20歳以上年上の女性ハンナと知り合い、恋に落ちます。

二人は逢うたびにお互いを求め合うのですが、なぜかハンナはいつもミヒャエルに本を朗読してほしいとせがむのです。

そのような関係を続けていたある日、ハンナはいきなりミヒャエルの前から姿を消します・・・・。

ミヒャエルが少年時代を振り返って語るという形式の物語です。

第1章はハンナと付き合っていた少年時代、第2章はミヒャエルが大学生になりハンナと意外な場所で再会した話、第3章ではその後の距離を置いたハンナとの付き合いが描かれています。

第2章からはナチス時代の重いテーマに入るので、読んでいてちょっとつらい。

しかしナチズムを取り上げることにより、この小説が単なる少年と大人の女の恋愛だけではない複雑な奥深さを醸しているのは言うまでもないことです。

第3章では二人の愛が再確認できます。

しかしハンナは・・・・。

ハンナがミヒャエルにひたすら朗読をさせる理由については、読んでいましたらすぐに察しはつきます。

この理由が後ほどに大きく関わってくるんですよね。

ですがなぜそこまでハンナがその理由に固執するのかが私にはわからない。

これは物語の設定当時のドイツの世情を知らないとだめなんでしょうか。

私は勉強不足なものでどうも・・・・。

しかしいくらなんでもと思ってしまいます。

ハンナが最後に取った行動。

そのような道しかなかったのか。

いろいろと考えさせられる小説でした。

ラベル:海外小説
posted by たろちゃん at 04:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 『へ』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月04日

「聖夜に誓いを」ペニー・ジョーダン

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たまにはハーレクインでも読んでみるかと購入。

作者はハーレクインの代表作家ともいえるペニー・ジョーダンです。

主人公のジャスミンはデパートのウィンドーディスプレイを担当するデザイナー。

新しくそのデパートを買い取った一族の御曹子であるカイドと出会い、恋に落ちます。

しかしカイドは家庭優先で、結婚すれば女性は仕事をするべきではないという考え。

一方ジャスミンは仕事が生きがいの女性です。

考え方の相違から二人は別れることになるのですが、お互いの立場上どうしても仕事での接点があります。

どちらも相手のことが忘れられないにもかかわらず、意地を張り合うのです・・・・。

出逢ってすぐにセックスし、結婚まで考えるバカップル。(笑)

しかし仕事か結婚して家庭に入るかを迫られ、こんな古い考えの男とは一緒になれないとブチ切れる主人公。

コテコテのパターンです。

とにかく別れても逢うたびに頭の中を巡るのはセックスのことばかり。

大丈夫かキミたち・・・・。

ちょっとした事情でひとつの家に住むことになったりするのですが、当然お互い意地の張り合いです。

これって柳沢きみおの「翔んだカップル」じゃないですか。(笑)

もうひたすらこの二人の頭の中はセックスのことばかりで、滑稽すぎます。

最後は当然ハッピーエンド。

もちろん男が折れるわけです。

女性読者を対象としているわけでそれはそれでカタルシスを満たしていいのですが、しかし小説の出来としましてはいやはや。

例えばこれを小説誌の新人賞に応募しても下読みで落とされるのではないでしょうか。

(私なら落とします 笑)

文学少女が妄想をノートに書き綴ったというレベルです。

ですがハーレクインを読む読者にとってはそんなことはどうでもいいはずで、このストレートさがいいんだと思います。

私もまあこれはこれで・・・・。(笑)

ラベル:海外小説
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2012年03月20日

「食品のカラクリ」別冊宝島編集部 編

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世の中紛い物な食品が溢れかえっています。

あるいはなぜこんな安い値段で食べられるのかとか。

そんな食品のカラクリについて書かれた本です。

値段でいえば回転寿司のトロや食べ放題焼肉の値段のカラクリ。

紛い物でいえばネギトロや成型ステーキ、人工イクラなど。

やはり安いからにはそれなりの理由があるわけです。

しかし私はそれらが必ずしも悪いとは思いませんけども。

天然の本マグロが高くて手が出ないのなら、蓄養マグロでもいたしかたないじゃないですか。

問題は消費者を騙したり体に害があるということなんですね。

アブラガニをタラバガニとして販売したり、添加物まみれだったり。

アブラガニはアブラガニとして販売すればいいんです。

カラスガレイのエンガワをヒラメのエンガワとして販売するから問題あるんです。

添加物に関しては原材料名の表示を見て避けることができますが、表示義務のないものもあったりして一筋縄ではいきません。

激安ユッケの食中毒事件なんてのもありましたが、いくら安くても得体のしれないものを食べさせられるのはいい気持ちがしないのは確かです。

そんな中でカニかまなんてのはまあ可愛い部類でしょうか。

決してカニだと主張しているわけではなくちゃんとかまぼこと名乗っているわけですし、いまどきあの食品を本物のカニだと思っている人はいないでしょうし。

まあそんなこんな、いろんな食品が紹介されています。

でもこの別冊宝島のシリーズ、いまいちツッコミが浅いんですね。

ひとつの項目に3ページしか割けないせいもあるのでしょうけど。

ちょっともどかしさを感じます。

広く浅くといったところでしょうか。

ラベル:グルメ本
posted by たろちゃん at 18:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 『へ』の著者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする