2018年12月25日

「アジアへごはんを食べに行こう」向山昌子

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自分の生き方や人生をあらわす言葉は「ごはん」だという著者。
食べることが好きというのもあるでしょうし、なによりごはんは身体を作る源ですからね。
アジアでバックパッカーな旅をし、食べるものといえば当然高級レストランなどではなく地元の人たちが食べている大衆食堂だったり屋台だったりで庶民的な料理です。
台所に入り込んで料理を教えてもらったりもしておられます。
そのようなざっくばらんさがいかにもアジア的でいいですね。
私もガイドブックに載っている観光者向けの有名店よりは、ぜひそのような店の料理を食べたいと思うタイプです。
ただ屋台なんかの衛生レベルがちょっと気になったりはしますが。
こんなことを書くと著者に怒られそうですね。(笑)
私はアジアはどこへも行ったことがありませんが、屋台というのはとても気になっています。
活気があって見るからにおいしそうじゃないですか。
やはりそういうところで食事をしてこそその国の食事情がわかるというものですね。
ラベル:グルメ本
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2018年11月05日

「小森生活向上クラブ」室積光

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サラリーマンの小森正一は40歳。
若い頃と違って最近は何を食べてもうまくなく、無気力な毎日です。
ある日、電車の中でブスな女に痴漢扱いされます。
その女がまた別の日に他の男を痴漢扱いしているのを目撃した小森は、誰にでも迷惑をかけるこのブス女に殺意を覚え、地下鉄のホームに蹴り落して殺してしまいます。
それをきっかけに小森に活力が漲り、妻との夜の生活も絶好調。
職場でも今までとは馬力が違います。
どうやら周りから嫌われている奴を殺すことによってストレスから解放され、心身ともに別人のように生まれ変わったらしい。
やがて小森は裏の社会に通じている友人から拳銃を手に入れます。
次のターゲットは・・・・。
必殺仕事人のような話ですね。(笑)
こんなにもやすやすと殺人を実行するなんてあまりにもマンガ的ではありますが、これがこの作者の作風ではあります。
デビュー作の「都立水商!」は歌舞伎町に水商売専門の高校が作られてという話でしたし、2作目の「ドスコイ警備保障」は引退した相撲取りの再就職先として警備会社を設立するという話。
今回は殺人クラブです。
それだけではさすがに内容が陰気になりますので、妻との夜の生活で色気を添えたり、息子のバスケットボールの試合などで爽やかさを添えたりしています。
確かに死ねばいいのにと思うような奴は世の中にいますよね。
他人に迷惑をかけてなんの役にも立たない奴。
だからといって殺すわけにはいかず、法の裁きも生ぬるかったりします。
そういう納得のいかない世の中をシニカルに批判しているともいえます。
批判というか鬱憤晴らしというか。(笑)
どのようなラストにするのだろうと思いながら読みましたが、まあこういう締め方になるのでしょうね。
ラベル:小説
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2018年08月05日

「日本の朝ごはん」向笠千恵子

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最近は朝ごはんを食べない人が多くなったと言われています。
私もその一人ですが。(笑)
1日の始まりである朝にごはんを食べないのはよくないというのが大方の意見ですね。
私は別に支障ありませんけども。
しかし仕事にしろ勉強にしろこれから体を動かし頭を使うわけですから、エネルギーを補充しておくというのは理にかなっているとは思います。
さて、本書では著者が朝ごはんを訪ねて日本各地に赴いておられます。
北は北海道から南は沖縄まで。
それは宿の朝ごはんであったりキャンプの朝ごはんであったり。
牧場の朝ごはんであったり寺の朝ごはんであったり。
いろんなシチュエーションの朝ごはんが紹介されているわけですが、それはただ単にいろんな種類がありますよだけじゃないんですね。
栄養学的医学的にどうこうというだけでもない。
タイトルでもあるように日本の朝ごはんの“風景”を取り上げておられるわけです。
家族そろって1日の始まりの食事をいただく。
朝食、昼食、夕食と3食ありますが、やはり朝食がいちばん日本の食卓のイメージが強いように思います。
そんな風景も失われつつあるようですが。
だからこそのこの本なんですね。
ラベル:グルメ本
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2018年07月06日

「食べる屁理屈」村松友視

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前半は「食べる屁理屈」ということで食エッセイです。
別に内容は屁理屈でも何でもないんですけどね。
食べ物についてのこだわりは強くない、食べ物について鋭角的に追及する感覚がほとんど皆無、とご自分でお書きになっておられます。
こだわりがなければこんなエッセイ書かないでしょう。(笑)
なんでみんなこうやって自分はグルメなどではないとか謙遜されるんでしょうね。
東大卒の人が人間は学歴じゃないよ、なんて言っているみたいでかえって嫌味に思えます。
実際「醤油遊びの真っ最中」というエッセイでは仕事であちこち行くたびにその地方の醤油を買って帰り、いそべ巻きに合う醤油、刺身に合う醤油、湯豆腐に合う醤油なんて区別しておられます。
どこがこだわりがなく食べ物について鋭角的に追及する感覚がほとんど皆無だというのか。(笑)
だからといって私はグルメであるなんて自称するのもマヌケですけども。
後半は「屁理屈を食べる」ということで、これはまあ普通のエッセイです。
ラベル:グルメ本
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2018年04月27日

「人生で大切なことはラーメン二郎に学んだ」村上純

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マニアのあいだでは知られたラーメン屋、「ラーメン二郎」。
なんといっても見た目のインパクトが凄まじい。
店や注文の仕方にもよりますが、正直言って食べ物としてこれはどうなのかと思うようなのがあったりします。
マニアのあいだでは「これはラーメンではなく二郎という食べ物である」という言葉もあるほど、唯一無二の突出した個性のあるラーメンです。
といってもその強烈なインパクトによる人気のため、あちこちにインスパイア系の店も登場していますが。
さて、この本はそんな「ラーメン二郎」に取りつかれてしまったジロリアンな著者が、思う存分二郎について語った一冊です。
第一章では二郎についての哲学を語っておられます。
といってもそんな堅苦しい話ではなく、二郎とはどのような店なのか、自分との出会いはどうだったのかなど。
第二章は二郎の系図。
二郎の由来や歴史ですね。
第三章では二郎を楽しむための作法が紹介されています。
「ラーメン二郎」では作法といいますか、独自の注文の仕方やルールがあるようで。
これが圧倒的なボリュームと共に初心者を怯ませている理由のひとつでもあるのですが。
第四章では二郎のラーメンそのものについて迫っています。
第五章は二郎の各店巡り。
三田の本店を始めとして、各地にある支店のそれぞれ独自の個性を紹介しておられます。
そして最後の第六章ではより二郎を楽しむためとして、裏メニューなどの紹介です。
これはまあかなりの常連となった上級者の世界ですね。
私は大阪在住なので二郎は食べたことがなく、インスパイア系の店しか知りません。
それでもやはり中毒性があり、ときたま無性に食べたくなって出かけていきましたね。
健康志向な昨今、それとはまったく逆のベクトルを行く「ラーメン二郎」。
いいじゃないですか。
機会があればぜひ直系を経験してみたいものです。
ラベル:グルメ本
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