2020年03月22日

「知っておきたい 日本の名字 名字の歴史は日本の歴史」監修:森岡浩

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日本の名字の数は30万種類ほどだといわれていますが、これは世界でも有数な名字大国のようです。
ちなみに1位はアメリカ。
これはいろんな国の人たちがいる移民大国ということもあり、外国人の名字も含まれるので当然かと。
日本にもいろんな名字があり、いちばん多いのが『佐藤』、2位が『鈴木』。
これらはよく知られていますよね。
ちなみに3位『高橋』、4位『田中』、5位『渡辺』となっています。
この本では500位まで紹介されています。
でも佐藤さん鈴木さんが多いといっても、同じクラスや部署に何人もいるというわけではないでしょう。
私の周りを見ても現在は佐藤さんも鈴木さんもいませんし。
これが韓国になると教室で「김(金)さん」と呼びかけると何人もが振り向くとか、会社に電話して「박(朴)さんいらっしゃいますか」などというと「どの部署のどの박でしょうか」なんてことになります。
韓国の名字数は300種類弱だとか。
さて日本の名字ですが、それぞれルーツがあります。
第1位の『佐藤』。
『藤』の付く名字というのは平安時代の藤原氏にゆかりがあるそうです。
『伊藤』、『加藤』、『遠藤』など。
これらは地名と組み合わせているとか。
伊勢の藤原氏で伊藤、加賀の藤原氏で加藤というふうに。
職業に合わせた例としては、伊勢神宮の斎宮寮に勤めたので『斎藤』、建築を行う木工助という職業からきた『工藤』など。
地名や地形からも付けられました。
村を流れる川の上流に住んでいるから『上村』、下流だから『下村』とか。
『長谷川』や『東海林』なんて、普通では読まない読み方の名字もありますよね。
『服部』なんかも。
あるいは読めないような珍しい名字。
『舎利弗』、『王生』、『青天目』、『四十八願』。
これを読める人はすごい。(笑)
この本ではそれらの由来についても丁寧に解説されています。
まあ、そんなこんな、日本の名字にまつわるいろんな話を読むことができて楽しめました。
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2019年12月13日

「銀座八邦亭」森田誠吾

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銀座六丁目の洋食屋・八邦亭に錦ちゃんという少々トロい出前持ちがいました。
八邦亭と路地を挟んだ隣が主人公である清の家。
清がまだ子供のころから錦ちゃんとは付き合いがあります。
やがて八邦亭も店を閉じ、錦ちゃんも行方が知れなくなります。
あるとき清が昔馴染みの店のバーで飲んでいるとコジキが現れ、バーのマスターはお金を恵んでやるのです。
そのコジキとは錦ちゃんでした・・・・。
昭和初期から戦後にかけての銀座。
古き良き時代の銀座を舞台に様々な人間模様や人情を描いた短編集です。
派手さはありませんが、じんわりと読ませる味わいがあります。
ラベル:小説
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2019年06月26日

「東方食見聞録」森枝卓士

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タイトルからわかるように東アジアの食を記録したエッセイです。
フィリピン、台湾、韓国。
もちろん観光客向けの店よりも地元の人たちが通う店、あるいは家庭の料理を取材しておられます。
しかしそういうアジアの一般的な料理というのはなんというか、雑草的なパワーがありますね。
生きる根本としての食、といった気取らない強さを感じます。
掲載されている写真はすべてカラー。
見ているだけでお腹がいっぱいになるような迫力です。
ラベル:グルメ本
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2019年05月07日

「耽美なわしら1」森奈津子

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身長192センチ、鎧のような筋肉に覆われた矢野俊彦。
見た目は超兄貴ですが、心は可憐な白薔薇のごときナイーブなゲイです。
年齢は19歳、大学生であり小説家です。
世界一美しい百合小説家、相原千里(ペンネーム愛原ちさと・男性)に片思い中。
その千里を女性と思い込み、付け狙うレズ漫画家の田中彩子(ペンネーム田中サイコ・女性)がまた強烈なキャラで。
そして売れっ子漫画家のクールで気難しいバイセクシュアルの志木昴(男性)、そのアシスタントでレズの美穂(女性)らが絡んでなにがなんやら。(笑)
俊彦の恋は成就するのか・・・・。
正直言いまして小説としてはオタク同人誌に素人が好き放題書いたというレベルかと。
しかしまあそのめちゃくちゃぶりが面白いのは確かで。
苦笑しながら楽しむべき作品でしょうか。
初出は1995年ということですから、まだボーイズラブなんて言葉がなかったか、ようやく一部で使われ始めたくらいの時代ですよね。
それまでは「やおい」なんて言われていましたっけ。
今でこそこのジャンルは立派に市民権を得ていますけど、当時はかなりオタクな受け止め方をされたんじゃないでしょうか。
「JUNE」という雑誌もありましたが、決してメジャーとはいえませんでしたし。
この作品は角川書店の「小説あすか」に連載されていたとのこと。
マンガの「月刊Asuka」は読んでいましたけど、「小説あすか」というのは記憶にないです。
どのような位置付けだったんでしょうか。
この作品、パート2もありますのでまた近々読んでみます。
ラベル:小説
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2018年10月26日

「いとしいたべもの」森下典子

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23編すべてにカラーのイラストが添えられた食エッセイ。
紹介されているのは身近で庶民的で懐かしいような食べ物ばかり。
オムライス、くさや、サッポロ一番みそラーメン・・・・。
高級な料理も思い出に残るでしょうけど、でもやっぱりこのような食べ物はずっと付いて回りますよね。
くさやは食べたことないんですけども。
私の地元大阪では見かけませんしね。
まあネットで買うこともできますので、いずれはと思っているのですが。
インスタントラーメンでサッポロ一番というのは私も大いに賛同します。
いろんなメーカーのいろんな商品がある中でサッポロ一番。
しかも何種類かある中でみそラーメン。
私の思いとドンピシャです。(笑)
インスタントラーメンといえばこれが直球ど真ん中です。
などといろんなことを思いながら読みました。
ちなみにイラストも著者がお描きになったとか。
あとがきによるとイラストを描くのははじめてとのことですが、いや実にお上手です。
味わい深く美しい。
内容にぴったりだと思います。
ラベル:グルメ本
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