定食評論家の著者がとんかつにこだわって食べ歩いた本です。
東京近辺を中心に、札幌や名古屋、大阪、ハワイまで。
「とんかつ和幸」などのとんかつチェーン店、「大戸屋」や「やよい軒」などの定食チェーン店もチェック。
バリエーションとして串かつ、カツカレー、カツサンド、かつ丼なども。
とんかつの歴史にもページを割いておられます。
タイトルどおりとことんとんかつにこだわった一冊です。
とんかつというのは無性に食べたくなるときがありますね。
これは揚げ物の求心力なのか肉の魔力なのか。
とんかつにどぼっとソースをかけちょっと辛子をつけたりなんかしてサクッと食いちぎり咀嚼し、追いかけるようにごはんを頬張る。
たまりませんね。
私は魚が好きですし肉よりも魚を心掛けていますが、無性に食べたくなるほどの求心力はありません。
とんかつ恐るべしです。
で、とんかつ屋の定食ってキャベツのおかわりが無料だったりして、これがまた嬉しい。
この本を読むと今すぐにとんかつが食べたくなります。