「VOW」といえば街中のヘンな看板や、新聞、広告などの笑える誤植などを写真で掲載し、コメント付きで紹介した人気のシリーズ本です。
この「コミックVOW」はマンガ本のヘンなものだけを集めれば面白いんではないかと企画された一冊。
たしかにマンガですから現実離れしたネタは多い。
当時は不自然なく受け入れていたような表現が、現在になってギャグでしかないというのは茶飯事でしょう。
これはドラマでもよくあることですが。
でもそういう過剰な演出あってのマンガであるともいえます。
特に絵のデフォルメなんてのはマンガの独壇場でしょうし。
人間が何メートルもある身長に描かれていたり、あり得ない動きをしてみたり。
そういうのがなければマンガの魅力もまた半減してしまいます。
しかし時代によってそのような表現や演出は変遷するものであり、今からすれば笑えてしまったりするんですね。
もちろんそのようなこととは関係なく最初からマヌケな表現もあったりしますが。
この本を読みますと、現在普通に読んでいるマンガがあとになっておもいっきりネタになったりするんだろうなと思えてきます。