朝ごはんからこの国が見えるという著者。
たしかに1日3食のうち朝食がいちばん日本の食事、家庭の食事という気がしますね。
最近はパン食の家庭も多いでしょうが、やはり日本の朝食としてイメージするのはごはんに味噌汁、漬物、干物、納豆、海苔などといった内容でしょう。
この本では朝食に使われる食材や調味料の生産者を全国訪ね歩き、また実際に生産者たちの朝食も取材しておられます。
もちろんその生産者たちというのもただそれらの食材を作ってますというような人たちではなく、本物の食材、昔ながらの調理法にこだわった生産者たちです。
朝食というのは昼食や夕食よりも料理はシンプルですから、なにより素材の良さがストレートに現れます。
美味しいというのは当然のこと、安全性というのも非常に重要です。
無農薬だったり添加物は一切使わなかったり。
これがなかなか大変なことなのですが、しかし頑なにそれを作り続けている生産者がいらっしゃるのですね。
誰もが手に入れられるというものではありませんが、できればこのような食材を使った食事をしたいものです。