2020年04月01日

「食堂つばめ4 冷めない味噌汁」矢崎存美

CIMG3618.JPG

シリーズ第4弾です。
連作短編5編収録。
表題作は「冷めない味噌汁」です。
俊太郎はサラリーマン。
サービス残業、休日や夜中の呼び出しは当たり前。
何日休んでいるんだか何日寝ていないんだかの日々です。
いわゆるブラック企業ですね。
過労が原因で倒れ、生と死の中間にある町の道端で目覚めたのですが。
そばにいたのがノエという女性。
朝食の用意をしています。
いただいたのが白飯、アジの開き、だし巻き玉子、納豆、海苔、青菜のおひたし、味噌汁。
この味噌汁の味が俊太郎の好みにぴったりで、いつまでたっても冷めません。
どの料理も懐かしい味で美味しい。
もしかしてこのノエという女性は自分の母親ではないのか。
そんな思いまで抱かせます・・・・。
うん、まあ。
シリーズとして話全体が前に進んでいないのがなんともダレた気分になります。
毎回あの世とこの世のあいだの町に人がやってくる。
食堂つばめでメシを食べる。
もとの世に帰っていく。
これだけではね。
やはり物語全体が前に進んでほしい。
主人公(?)の柳井秀晴なんてもうこの町に居ついてしまっています。
それに対しての説明も、もはやなんらありません。
おいおい、現世での生活は大丈夫なのかよと。
ただ背景が「あの世とこの世のあいだの町」という設定だけで、ちょっとぬるま湯に浸かり過ぎではないでしょうか。
それぞれの話は決して悪いものではないんですけどね。
posted by たろちゃん at 01:00
"「食堂つばめ4 冷めない味噌汁」矢崎存美"へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: