2020年12月11日

「パスタぎらい」ヤマザキマリ

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著者はマンガ家です。
「テルマエ・ロマエ」の作者として有名ですね。
17歳でイタリアに暮らし始めてから2019年で35年になるといいます。
フィレンツェで貧乏暮らししていたとき、『アーリオ・オリオ・エ・ペペロンチーノ』を散々食べたそうです。
安上がりだから。
原価はせいぜい30円程度だったとか。
ところがあるテレビ局のプロデューサーにつれて行ってもらった日本のレストランでは1000円以上。
思わず「ほとんどレストランの丸儲けじゃないですか」と漏らしてしまったと。(笑)
しかもスタッフたちは皆日本人なのに「ペルファヴォーレ!」、「グラッツィエ!」などとやっている。
客はやたらワイングラスをぐるぐる回している。
イタリアでもフランスでもそんなことやっている人はいませんし、著者のイタリア人の夫はそのような光景を見て苦笑するそうです。
日本人の受け入れ方ってどこか間違ってますよね。
まあそれはともかく、若い時に過剰に摂取したせいか、パスタ全般に食欲をそそられることはなくなってしまったそうです。
あえて食べたくなるとすれば、ケチャップを使ったナポリタンやタラコソース、納豆スパなどの和風スパゲッティだとか。
イタリアに何十年暮らしていても、やはり日本人なんですねぇ。
最初にそのようなエピソードが紹介されていますが、別に丸々一冊パスタぎらいについて書かれているわけではなく、幅広くイタリアの食文化について書いておられます。
しっかりと軸足をイタリアに置いておられるので、読んでいてブレがないのが心地よい。
楽しく読ませていただきました。
posted by たろちゃん at 01:00
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